おはようございます。今日も快晴の秋晴れであります。明後日は入間の空にブルーインパルスが舞います。この8月に那覇の高射群指令を最後に退官した友人の激励会を兼ね、所沢に元飛行少年達が集合!?。単なる 飲みネタやねん・・ww “ブルーを肴に夕方から所沢で一杯”の予定であります。天気がもてば良いのですが。

 さてさて、今朝は顧問先の会議出席のため赤坂へ向かう電車内から失礼します。3ライン・パラレル稼働中のラボワークの進捗についてお伝え致します。てんこ盛りなので与太話はパスです。

TR-9000G ご入場中

 多臓器不全な個体をお預かりしました。本機は言わずと知れたTR-9000シリーズの2m機です。拙宅にも6m機のTR-9300がありますが、電源やスピーカーなどいわゆる“ライン”で揃えると壮観ですよね。扱いやすさ、耳の良さで未だに人気があります。メンテナンス性にも優れるため現役の個体も多いでしょう。こちらの個体は出力低下・周波数ズレ・CW送信系にトラブルを抱えているとのことでした。まずは調整でどこまで回復できるか、やってみることにします。

@144.9999MHz カウンター校正 →

規定値に調整 ドンピシャ

@145.000MHz カウンター校正 →

規定値に調整 ドンピシャ

CAR L5調整 →

規定値に調整

CAR CW/TX 調整 →

規定値に調整 ドンピシャ

CAR USB L5調整 →

規定値に調整

 1.5KHzのズレと伺っていましたが、実際のズレは1KHz以下です。本機のCWモードはUSB基準ですが、受信時にシフトしないため表示上の周波数は700Hz下になります。今時の無線機はCW時にはピッチ分シフトしますので表示周波数は正確です。アナログVFO時代の名残ですね。何れもドンピシャに調整しました。PLLをリファインしてドライバのゲイン調整を行い、何とか12W出る様になりました。オーナー様からご指摘のございました「長点と短点がひっくり返る」の意味が解らないのですが、少なくとも送信は正常です。恐らくディレイの設定が深めなのかと思いますが、サイドトーンが出ないので、打ち間違いの可能性も、、、。という事でサイドトーンですが、CR発振回路が機能していません。ダイオード、トランジスタを調べましたが故障はなく、タンタル、フイルムコンの故障を疑っています。単純な回路なのですが、アルミ電解・セラコンへの代替は避けるべき場所なので部品調達に走ります。

IC-551D について

変調異常との事でお預かりしました。個体の外装コンディションは上々です。僅かな周波数ズレを確認しました。ご指摘の変調異常については、モニター受信機や変調の深さによっても状況が変化します。実際にシングルトーンを突っ込んでオシロでモニターすると僅かなノイズが混入し、周波数によっては倍音による歪みが出ている様です。しかしながら、IC-551はもともとその様な傾向にあります。この個体は電源を搭載しないタイプですので外部安定化電源からDCを供給しますが、使用する電源によってもノイズが変化します。トランス型のレシプロ電源の場合はノイズが少なく、スイッチング電源を使用するとノイズが増えることから、DCライン上のケミコン劣化が進行しているとものと思われます。また、本機は内蔵電源搭載機の場合、変調が歪みやすい為、そもそも回路が脆弱なのかもしれません。ラボにある電源搭載機(10W機)と比較したところ、ややレベルは低いものの、ノイズが載っていました。因みに内蔵電源はスイッチング式です。耳の良いOMさんなら気になるかもしれませんが、QSOに支障をきたす程ではございません。「完璧」を目指すとなるとケミコン総交換(フルレストア)しか選択肢はないと思われます。実際40年に届く個体年齢かと存じますので、相当数のケミコンが劣化しているでしょう。トレードオフが課題ですね。オーナー様にフィードバック中です。

基板が激しく焼けただれた DR-119 

「電源が入らない」との事です。拝見しましたところ、フロントパネル内の制御基板が15mm四方焼け落ちていました。結露や素子劣化が原因と思われますが、ケース・基板に多数の錆腐食を確認しており、これらの進行が原因かもしれません。焼けた箇所は炭化が進み、ドライバで突いただけでボロボロ崩れてしまいます。炭化した基板は絶縁状態が維持できません。誠に残念ですが「修理困難」と診断致しました。他の基板も腐食が進行しており仮に修理可能だとしても、冬場の結露で同様の故障が発生する可能性が否めません。

焼けただれた基板

表まで炭化が進行

 

 

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