おはようございます。台風の直撃は免れました。土曜日は所属クラブたるJARL武蔵野クラブ(JA1YSW)の技術講習会に登壇させて頂きましたが、悪天にもかかわらずお集まり頂いた皆様には心より御礼申し上げます。講習会の後は近くの飲み屋で開かれた懇親会にもお邪魔し、参加されたOM諸氏には大変お世話になりました。

 帰りしな、雨にぬれたせいか風邪をひいたようです。日曜は予定していた中継の仕事がキャンセルになりましたが、体調も優れないためラボ・ワークすることにしました。

IC-820 再修理ご依頼

 一月前に出荷した個体です。前回はアマチュアバンド内にVFOを合わせると勝手に送信状態になるとのことでした。PTT/SEND制御のICを交換して修理は完了しています。症状が再発したとのことでご相談を賜りました。施工ミスは考えにくく、故障引き金となる要因が他にあるように思うのですが、取りあえず確認させて頂く事にしました。しかしながら、こちらでは全く問題無く動作しています。???? 前回の故障も、通常では考えられない様な故障だった為、故障に至る原因が気になっていたところです。“回り込み”“電圧異常”などが考えられますが、当ラボでは空中線はダミーロード、安定化電源は30Aクラスのアルインコ製電源にマイクは同梱頂いたマイクを使用して確認しています。Youtubeに載せるようなものではないので、ブログ内のサーバに動画を載せましたのでご確認ください。因みに10時間以上電源を投入し、2分程度の連続送信を何度も繰り返しましたが、ご覧の通り正常に動作しています。(新規ウインドウが立ち上がります) ご指摘の症状が頻発するようなら、原因判明するまでご使用を控えることをお勧めします。


HL-166V プロテクション動作介入による不具合

 こちらは金曜日から拝見させて頂いておりますが、“SSB/FM使用時プロテクターLEDが点灯し強制ダウンしていしまう”とのことでした。ラボでも症状を確認しています。CWキーダウンでは症状は出ません。本機は出力160Wの強力な6mリニアアンプであります。入力は3W/10Wを自動的に切り替えます。回路図を確認したところ、入力のディテクターは異常電圧、Hi SWRを検出するプロテクターを兼ねていました。入力10W時及びプロテクション介入時には2段あるアッテネーターの内の一段がONになります。アッテネーター・リレーのソレノイド端の電圧を測定したところ、10W時でもリレーが動作しないことが判りました。即ち、ATTを介さず10Wでドライバを押してしまっている状態です。これではファイナルがもちません。更に反射波側の閾値も低くなっていたため、“オーバーパワー”→→→“SWR悪化”でプロテクション動作が介入したものと考えました。ディテクタ側のダイオードとケミコン類を数個交換したところ動画の通り正常動作するようになりました。尚ATT介入の閾値は5.5W前後(オーバードライブ防止の為)に、Hi SWR時のプロテクション介入の閾値はSWR=2.0以上で動作する様にセットしています。出力は十二分に出ますのでご安心下さい! c/oです。

入力ディテクタが動いていないのでは?

このダイオードが怪しい

ダイオード交換後再び10Wを突っこんでみる

プロテクション介入ナシ!!

【ご依頼に内容】

1)FM/SSB時にプロテクターが動作してしまう。

以上の修理を承りました。

【工数】

故障箇所特定、部品交換、負荷テスト(8h)に、2人日を要しました。

【交換部品など】

 

  1. SWダイオード×1
  2. アルミ電解コンデンサー×3(予防交換を含む)

 


今後の修理予定について

 以下の順番で着手予定です。珍しくFT-90Hを同時期に2台お預かりしております。間違わない様にせねば・・・。汗 

  1. TR-9000
  2. DR-119
  3. IC-551D
  4. TR-851
  5. FT-90H(その1)
  6. FT-715H
  7. FT-90H(その2)
  8. その他の無線機など

 11月は測定器の集中メンテナンス(校正)の為、第二週はアマ機の作業をお休みします。修理品の荷受は休まずに行っておりますので、予定通りお送り下さい。今週末は入間の空に「ブルーインパルス」が飛びます。晴れれば良いのですが。あっ、その前に風邪を治さなきゃ・・・。今週も宜しくお願い致します。

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