おはようございます。本日も爽やかな朝を迎えております。徐々に秋を感じる季節となりました。メディアは解散選挙一色になってますが、国際情勢の方はいったいどうなっているのか・・・。ハイ、無線機修理屋が、とやかく云うことではありませんね。失礼致しましたぁ。

 今週はプロ機の点検業務が一段落、全ラインがアマ機に着手中です。“待機児童”ならぬ、“待機無線機”の数も先月の半分以下になりました。現在。エンジニアは3名体制(ラインは4つ・・・汗)ですが、来月より4名体制(リモート)となります。測定器メーカーご出身の大OMが加わります。リモート対応(在宅)ですが、強力な戦力となること間違いなし!! あんまり書くと誰だか判ってしまいますなぁ。笑 ハイ、小生の親しい友人(JA1….)です。そんな訳で、どんどん作業を進めて参ります! その内ブログも分割しないとイケませんね。今は全てのご報告を小生のブログに集約しています。平均年齢が65歳を超えるチームですので、皆さんITに疎い・・・苦笑。最年少の小生がブログ担当になってます。このブログも小生の個人的な趣味ブログのはずでしたが、いつの間にか無線機修理の報告が主体になってしまいました。時々、自転車や鉄道模型などのネタが出てきますが、本来はそっちがメインです。汗 

やっとc/oです!!

ドナー電源ユニットの動作確認中

 8月にお預かりしたIC-820がようやくチェックアウトです。こちらは「アマチュアバンド内で勝手にTX状態になってしまう」、「430MHzがロックしない」という重篤状態でのご入場でした。後者は明らかにVCOアンロックが原因でしたが、前者についてはPTTトリガをコマンドに置き換えるインバーターICの故障でした。4069という非常にポピュラーなICですが、ケース形状が一般流通の少ないSOPタイプだったため、互換品を含め入手困難・・・。サプライヤより「少量入手可能」との連絡が入ったのは火曜日です。海外メーカー製の互換品ですが機能は問題ありません。直ちにこちらを入手し交換実施しました。PTTは正常動作に復旧しています。続いてPLLですが、案の定430側のVCO電圧が上がってきません。調整用のトリマーも回しても全く変化ナシです。写真の表面実装タイプの電解コンデンサーを交換したところ、ロック電圧の上昇を確認しました。コンデンサーは液漏れ状態で容量抜けが進行していました。こうなると、他のケミコンも心配。同じ容量のケミコン2個(PLLユニット内)を予防交換しました。結果は動画の通りです。

メインユニット着脱

インバーターIC交換

VCO電圧が上がってこない・・原因調査中

実装アルミ電界コンが液漏れ

【ご依頼内容】

1)バンド内で送信状態となる
2)その他

について、修理を承りました。

【症状・処置について】

上記1)について、症状を確認しました。 送受信切替回路の故障です。IC、SWダイオード2個の交換を要しました。 〔故障診断の方法〕  

  1.  PTT / TRANSMITラインのTX/RX電圧測定→ 異常なし (常時短絡の場合は故障)  
  2.  TXSW(MAIN IC9)のPTT入力電圧測定→ 異常なし (常時短絡、または電位変化が無い場合、故障)  
  3. 上記 IC9 6番ピン SEND端子電圧の測定→ 異常あり (故障が濃厚)  
  4. J1 SEND端子の電圧測定→ 異常なし (ディスプレイユニット 制御ICの動作は正常) 

 以上より、IC9(µPD4069UGBまたは周辺素子)の故障と診断するに至った  修理箇所は基板裏面の表面実装部品の交換を要し、メーカー修理の場合はユニット(Assy)交換で対応する箇所ですが、 メーカーにユニットの在庫がございませんため、表面実装部品の交換作業をもって修復するより修理の術がございませんが、 故障の疑いが濃厚なNEC製 uPC4069UGBについては着手以来入手に努めて参りましたが、結果的に他社製互換品で代替交換致しました。(3人日)

上記2)について、144MHz・430MHzともにPLLアンロックの症状が出始めています。 430MHzについては、電源ONから数秒程度、144MHzについては、数分程度アンロック暴走し、受信不能状態になります。 こちらは、2nd LoのVCO調整による復旧を試みましたが、ロック電圧の変化しなかった為、電界コンデンサを一個を交換しました。(1.5人日)

【工数】

4.5人日

【交換部品】

・Hex Inverter IC 4069UBC SOP×1

・表面実装電解コンデンサー×1

・2ch SWダイオード ×2

電源完全にダウン

 先日来拝見しているIC-736です。電源リレーのばたつき(チャタリング)を起こし、正常起動できないとのことでしたが、ラボ着荷後のテストでは問題なく動作していました。一昨日前、追加オーダーの施工に入ろうと電源を入れたところ、ご相談にあった症状が発生し、その後完全に電源投入できない自体に陥りました。電源ユニット取りだして調査したところ、フォトカプラー一個が完全に焼け落ちています。原因は電解コンデンサーのパンクによるものです。90年代の電界コンデンサーの多くは4級塩電解液を使用していて、これが内部のオイルシールを劣化させてしまい溶液が漏れ出すトラブルが頻発するのです。逆に80年代、70年代の電解コンデンサーの方が長持ちします。いわゆる電界コン寿命10年説というのは、この4級塩電解液を使用するケミコン辺りから云われ始めました。話が脱線しましたが、電界コンデンサーは勿論リプレイス可能です。問題はフォトカプラーの方・・・。数年前には在庫を確認していたのですが、現時点では国内外ともに見当たりません。オーナー様は本個体にとても愛着を持たれているご様子、何とかして差し上げたいところです。こうなると禁じ手を使うしかありません。IC-736などは当ラボに頻繁に持ち込まれる常連機種です。中には修理不可となる固体もあり、オーナー様からドナー提供を受ける機会もございます。動かないIC-736も数台ありますが、電源が生きている固体もあります。電源ユニットをそっくり移植することで、動作状態は確保できるのですが、如何せん出所の知れないドナー故、いつ何時壊れるとも知れません。(動作保証ができない)今回は部品代は頂かずに電源を無償適用させて頂く事で解決することにしました。移植に際し、同様の故障を防ぐためにケミコンは総交換することにします。(高圧大容量を除く)

 現在作業中であります。

電源ユニット着脱

フォトカプラーが焦げている

全ケミコンを着脱

液漏れ、容量抜けを確認(DC導通)

 週末進行中であります。これからサプライヤーさん、銀行さん巡りです。来週からは10月ですね。皆様、よい週末をお過ごし下さい!!

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