AS-76 作業日記1 【2017/04/18】
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時折強い南風が吹き付ける南関東です。昨夜は暴風雨で拙宅のデルタ・ループはブンブン音を立てながら大きく撓っておりました。そろそろメンテナンスの時期に入っていますので、連休中にでも張り替え作業を行いたいと思います。最近は深夜の3.5MHzがクリアに入ってます。以前は強烈なノイズで全滅状態でしたが、何が変わったのかノイズレベルが10dBほど下がった気がします。
無線機修理作業は深夜に及ぶことが多く、作業BGMは「ラジオ深夜便」か3.5MHzのラグチューワッチです。3559KHz、3568KHz、3571KHz辺りの常連さんの更新をニヤニヤしながら聞いてます。特に西のキロワットOMの会話は技術的にも参考になる内容が多く、偶にメモったりしてます。笑
AS-76 驚愕の構造

そんなこんなで、コンソールタイプの巨大な受信機がラインに鎮座しております。FTDX9000を凌ぐサイズで確かに重いのですが、左右のハンドルのお陰でなんとか上げ下ろしできています。しかも、基板はJRC同様ユニット化されており基板ごとに取り付けられた蓋を外すだけで目的の基板にアクセスできる設計です。コンソール組み込みが前提なので上蓋は省略されています。整然と並んだ基板は全てガラスエポキシの両面基板。使用されている金属皮膜抵抗やコンデンサ類も高級部品が装着されています。一目でプロ機と分かります。まずは、TIME BASEユニットと周波数表示ユニットから手入れすることにしました。ここを繋いでいるジャンパの取付もかなりガタがきている様子、要交換でしょう。最初はTIME BASEユニットから、一通り半田クラックを修復しスルーホールの埋め戻しを行いました。同時に電解コンデンサを交換。容量値は誤差範囲を大きく逸脱していました。同様の作業を周波数表示ユニットでも実施します。LCDのチカチカは電解コンデンサの劣化ですね。感度については不明ですが、一応各バンドで受信していることは確認できたので、相変わらず小数点以下がNGです。VFOは正常に動作しているとみて間違いありません。引き続き、TIME BASEユニット下の周波数カウンター・マルチプレクサ基板の修理を行います。
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