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TS-930 / FT-1021X 作業継続中 【2016/12/16】

 金曜日の朝を迎えました。今日の横浜は最高気温5℃、本格的な冬到来であります。インフルエンザの波が当ラボにも押しよせています。第二ラインを担当しているE氏が39度の高熱で戦列から離れました。SOHOの第三ラインもノロにより稼働不可・・・。小生はなんとか持ち堪えております。汗

 手洗いとウガイは励行しており家族にも徹底させているので、多少は防御できているんでしょうか。昨日は会計士さんとの打合せを予定していましたが、こちらもノロでキャンセルになりました。実は用意していたはずの決算データを消失してしまい、結果的にキャンセルになったことで救われています。そんな訳で、本務と服務の掛け持ちに、更に追い打ちを掛けるリソース不足に悩まされる今日この頃であります。

 

作業状況

 DRVの修理に苦戦中であります。TX-IF〜1ST BUFFAまでは規定出力が出ています。DRV最終ステージのエミッタ・フォロワー(ダーリントン)2段直結増幅回路の1段目(2SC1907)までは正常に動作しており、0.9Vp-p(やや低め?)を観測しています。後段の2SC1973はhFE低下を確認したため交換、14MHzの実測で、規定値3Vp-pのところ、1Vp-p程度しか出てきませんでした。実際に直流hFEを測定したたところ、45程度しかありません。今回調達した5個の2SC1973(ノーブランド)は何れも60以上あります。この違いは大きいはずですが、本回路に装着後の出力差は0.2V程度(1.2Vp-p)しかありません。そもそもエミッターフォロワーは出力重視ではないため、効率は良いはずがなく「文字通りのバッファ」であることは間違い無いのですが、規定値を見る限り1.2Vp-p入力に対して3Vp-pと、回路図的には10dB弱のゲインは確保されている様です。Q39、Q40を含め周辺のケミコンやVCCスイッチングDiの1S1555も手持ちの1S2076Aに交換しましたが、満足できる出力が得られません。 基板ハンダ面に幾つか焦げ痕がみられます。ケースのアーク痕と関係があると思うのですが、一応修復済??。基板の炭化が進んでいると絶縁特性が悪化し回路内インピーダンスが変化する可能性が高いのですが、それが理由???。ネトアナで調べてみます。

故障箇所確認中

 E氏が離脱中で、ステータスに変化はありませんが、TS-930の作業が終えられれば小生が ” catch up ” します。

Tags: FT-1021X, TS-930, 無線機修理

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