Mark V 部品注文【2016/11/08】
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おはようございます。陽は差していますが薄く雲が掛かっています。この後天気が崩れる模様です。火曜日はいつも通り、午前中は会議、午後はラボワークで〜す!。
最近ネタにしているMacBook Proのバッテリー交換については、少々膨らみそうなので「午後の部」にて特集することにします。
FT-1000MP Mark V ・・インバーターご臨終!!

名機 FT-1000MP Mark V “ブラックアウト”の件、故障箇所断定しました。やはり予想通りです。ディスプレイに電源を供給するインバーター・ユニットが全く動いていません。回路図の様にヒューズがシリースに入っています。DC側の500mAはチップ・ヒューズで、後ろはサーモス・ヒューズになります。しかも本機はサーモス・ヒューズが既に切れており端子間が故意にショートされていました。このサーマル・ヒューズはかなり前からディスコンで、同じ場所を修理した痕跡があり、その際に短絡処理されたものと思われます。後ろのトランジスタの間に挟まれる形でサーマル・ヒューズが取り付けられており、トランジスタ温度が上昇すると切れる仕組みです。その手前に500mAのチップ・ヒューズが入っているのですが、今回はこちらが切れた様です。ディスプレイ・ユニット側に故障は発見できなかったので、500mAヒューズは単純に金属劣化で溶断したものと考えられます。サーマル・ヒューズは正直なところ無くても大丈夫だと思いますが、ディスプレイの輝度が高めだと供給されるACの消費が大きくなり、発振用の2SD667Cが相当発熱するものと考えられます。その為、トランジスタに挟むようにサーマル・ヒューズを設置して100℃程度で切れる様になっています。ライン短絡が無いことを確認し、ヒューズをジャンプさせて起動したところご覧の通りディスプレイが点灯しました。動作確認は数秒程度、取り敢えず代替のヒューズを注文しました。当初サーマル・ヒューズの在庫をサプライヤーに確認した際、ディスコンで供給不可との返事をもらっていたので、従前通りバイパスさせたままにしようとも思いましたが、デバイス・メーカーのカタログから代替可能なパーツを探し出すことができたので、そちらをサプライヤにオーダーしました。ユニット交換も考慮しヤエスさんにも確認しましたが在庫ナシ・・。取り敢えず修理完了の目途がたちました。
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- Aperture: ƒ/2.2
- Camera: iPhone 6
- Focal length: 4.15mm
- ISO: 250
- Shutter speed: 1/17s
BVXさんどうもありがとうございます。
前田OM お世話になります。
インバーターの裏を確認したところ、サーマル・ヒューズ端子が短絡されていました。恐らく前回修理時に処置したものと思われます。
Panasonicのカタログに同規格のサーマル・ヒューズがあり、偶然見つけました。御守り程度のものですが、あったほうが安心ですね。