TS-520V→TS-520S 変身完了! 【2016/08/31】

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 おはようございます。今朝も“とと姉ちゃん”とともに執筆中であります。今日はTS-520V(改)のチェックアウトに向けたロードテストのほか、月末のルーチンワーク処理に追われる一日になりそうです。

100W改造ほぼ終了

整流ユニット(作業前)
整流ユニット(作業前)

 お預かりしているTS-520Vは、昨日より改造工事に掛かっています。整流ユニットのダイオード2個の向きを逆さに付け替え、ジャンパの移設、抵抗×4の増設を行いました。トランスは400Vタップから800Vタップに変更し、高圧ケミコンを増設します。まず、写真の整流ユニットを取り外します。基板は改造に備えてシルクプリントが施されているので、それに従って部品付け替え、増設を行います。900V以上のACが掛かる場所ですので、短絡に注意しながら丁寧に作業する必要があります。この個体には始から倍電圧化用のダイオード×2本が取り付けられていたので、実際の増設作業は抵抗のみ。次は高圧ケミコンの増設ですが、FIX ch AVRユニットを外す必要があります。100μ/500wvにはシャーシ・マウントを取り付けてから埋め込むと作業がしやすいです。既設の高圧コンと直列接続、増設側が下位になるので、GNDを移します。2本の高圧コンの中位とトランスの0Vタップを繋ぎ、+端を整流ユニットの800V・ターミナルに繋ぎます。トランスの800Vタップは、整流ユニットのAC800Vにつなぎ替えます。整流ユニットの400Vターミナルはオープンです。

整流ユニット(改造後)
整流ユニット(改造後)
高圧ケミコン増設完了!
高圧ケミコン増設完了!

ファイナル周辺

USソケットを増設
USソケットを増設

 まずは装着済のS2001Aを取り外しておきます。TS-520Vの場合ファイナルがユニット化されているのでPAユニットの着脱が必要です。こちらも予め増設準備がなされているので、USソケットをV1側と同じ向きになるよう取り付けます。ヒーター用の6.2Ωと15pFを撤去し、RFCとチタコン5個、ジャンパ2本を増設します。PK-1の取り説にはPD-2とロータリーSWを繋ぐ指示が書かれていますが、28MHzが50W以下に制限されていた時代のものですので、HVユニットの210(FSB)とPD2を直結してしまえばOKです。この辺りはロッドナンバーによって仕様が異なるため、それぞれの事情に合わせます。次に真空管側に付いているプレート・キャップ(パラ止め)の増設です。こちらは単純に装着済のパラ止めの根元(プレート・チョーク端)から分岐して増設させればOKです。その際に、プレート・チョークとパラ止めの物理的距離が1.5cm程度離れる様に注意。

S2001A 増設
S2001A 増設
PAユニット改造完了!
PAユニット改造完了!

電源投入前のチェック

 テスターで以下の導通・短絡の有無を確認します。

STAGE 1  コンセントに繋がない

テスタ(+)

テスタ(−)

条 件 抵 抗 値
1 シャーシー ACプラグの片側 POWER ON 無限大
2 シャーシー 整流ユニット 800 テスター針反応 約600KΩ

STAGE 2  コンセントに繋ぐ

測定点

電 圧
1 整流ユニット “AC800 -800” 910V(誤差あり)
2 V1 No5.ピン RX時 -90V/TX時-53V
3 V2 No5.ピン  RX時 -90V/TX時-53V

 以上をチェックし問題なければ、以下を調整します。

  1. ファイナル・ベース電流の調整
    SG オン、LSB or USBにMicゲイン反時計回り(最低値)で送信(SEND)し、ケース横のBIAS調整VRを回し、IP電流が60mAになるように調整します。
  2. コイルパックの調整
    SG オフ、CWモード、DRIVEセンター位置に合わせ、各バンドの中間点周波数(20mバンド=14.175MHzなど)でALCが最大になるように各ドライブコイルを調整します。この際に、受信トラッキングも同時に行います。
  3. ファイナルの中和
    21.300MHzで出力最大に設定後、SGオフで送信し漏れ出てくる出力が最低値になるよう、真空管横のトリマーを調整します。
  4. RFメーターの校正
    最大出力時に80%の位置になるよう、ケース横のRFメーターVRを調整します。

 以上で100W化は完了です。電源が元気なのでガンガン出てます。

1.9MHz
1.9MHz
7MHz
7MHz
14MHz
14MHz
28MHz
28MHz

PK-1なのに何故かパーツ欠品?

 PK-1はQROに必要なパーツが全て揃っているキットです。ところが、ファイナルに取り付ける0.047µFが1本足りません。代わりに0.04μが入っていました。PK-1は未開封の新品状態でしたので、トリオ(当時)さんのミス?? 0.04μでも問題ないですけど、気持ちが悪いので手持ちの0.047μでリプレースします。(笑)

 本機はキャリアポイントが若干ずれるので調整しました。こちらも取説通りに調整すればOKです。LSB、USBとも逆サイドへの漏れはなくなりました。変調もクリア、QRHも少なめです。今日はロードテストを中心にすすめます。

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