IC-736 ご入場 【2016/07/14】

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 おはようございます。本日も暑くなりそうです。昨日「初蝉」が東京・横浜で観測されたとのこと。早い話が、今夏始めて蝉の鳴き声を聴いたということでしょう。例年より早いようですが、未だ梅雨明けしてません。夕方には雷を伴った雨が降るとの予報です。南関東各局、同軸ケーブルを無線機から外しておきましょう!!

IC-736 ATU修理に着手
ATU修理に着手

 昨日からヘビーな案件に着手しております。当ラボではお馴染みのIC-736ですが、LCDはリニューアル済、上手に使えば当分現役続行できそうな個体であります。今回はATU不調とのことでお預かりしました。本機種ではLCDに次いで多発するトラブルであります。早速、ATUユニットを取り出して分解してみました。故障の多くは、“バリコン軸固着”→“カップリング・ジョイント破損”→“モータートルク低下”→“モーター軸固着”というプロセスです。本個体の場合、Tマッチのin/out両側のバリコンが固着して動きません。ジョイントもご覧の通りです。片側のモーターは完全に軸焼けして回らない状態です。別のIC-736からATUを取り出して装着しましたが、正常に動作しましたので故障はATUのみの様です。

バリ硬!!!
バリコンも要交換

 まずはバリコンです。一個に関しては液体グリースを浸透させ、何とか指で摘まんで回せる程度の固さに修復しました。恐らく古いグリースが軸に付着し固まっているものと思われます。このままだと、いずれ固まってしまうでしょう。やはり交換しか為す術はなさそうです。さて、どこから調達するか・・・・。

モーター・ジョイントも交換
モーター・ジョイントも交換

 カップリング・ジョイントは樹脂製です。ステッピング・モーターのトルクが出ていた段階で既に割れていたものと思われます。動作確認の為にアロンアルファで修復しましたが、樹脂製品ですので劣化が進行するものと思われます。こちらも交換必須です。

 ステッピング・モーター一個は完全にアウトです。ラボ内に同型番のモーターがあったので装着しましたが、トルク不足で使い物になりませんでした。(動くようになったバリコン側で)サプライヤーに問い合わせたところ、MP28GAは既にディスコンで流通在庫もありませ。代替デバイスで修理することにします。アイコムさんに確認したところ、代替交換で問題無しとのことです。

 久々のメカ系修理ですが、復旧を目指して頑張ります。

  • Aperture: ƒ/2
  • Camera: 501SO
  • Focal length: 4.23mm
  • ISO: 400
  • Shutter speed: 1/64s

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