JST-245H 再入場 【2016/06/15】

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 おはようございます。舛添さん辞職ですかー。不毛な2カ月でしたね。全会派一致の不信任決議案提出とあってはなす術がありませんね。都知事選ということになるわけですが、噂ではJ事務所系アイドルグループ・メンバーのお父様や、タレント議員の「あの方」の御出馬が囁かれています。都民じゃないので選挙権はありませんが、少々気になります。

 今日・明日は南関東も梅雨らしく雨模様になるとのことです。ラボワークに勤しみましょう。笑 部品調達中のHL-1000を除き前倒し作業で対応中です。昨日は再入場のJST-245Hに着手しました。

PLLアンロック再発?

JST-245H PLLブロックダイアグラム
PLLブロックダイアグラム

 3月にラボを出場したJST-245Hです。こちら、VCO1の調整トリマーのハンダ剥離などでローバンドがアンロック状態でした。不具合箇所を修理し正常動作に至ったはずです。一月後に問題再発とのことで再度お預かりした次第です。修理箇所の施行ミスを疑い調べたところ、トリマーの取り付けに問題はありません。VCO1の規定電圧を測定してみると、規定値10.0V±0.1V@7.4999MHzのところ、9.67Vまで下がっています。気になったので、全VCOのロック電圧を測定したところ、全てで規定値範囲を逸脱していることが判りました。勿論、前回チェック済みです。

各バンド正常動作中
各バンド正常動作中

 そこでLPFバッファ手前のIC26の出力を測定したところ、定格出力を若干下回っておりました。その前のトランジスタ等は正常に動作しています。このICが草臥れてきたのでしょう。一応、メーカーサービスやサプライヤーに在庫を問い合わせましたが、何も在庫なしの返答です。海外にはある様ですが、少々お値段が高い為、今回は調整のみで対応することに致しました。規定値は各VCOのアッパーエッジ側基準で定められています。電圧はコンマVの単位で下降していますから、調整値を若干高めにすることで、将来の電圧降下を踏まえた設定として対処しました。それらの周波数はアマチュアバンドから大きく離れているため、仮にアッパーサイドでPLLアンロックが発生しても、アマチュアバンドには影響しません。高めというのは+0.15V程度です。ローエッジ側は3.0V以上あれば問題ありません。調整後、アッパーエッジの各周波数を確認しましたが、PLLアンロックは確認できませんでした。今後、同様の症状が起こる様なら、ICの交換が必要不可欠です。

変調系調整

 前回はCWキーダウンのみのチェックでしたが、今回はPhone系の調整も承りました。特に大きく離調してた箇所はなく、キャリサプレッション、キャリアポイント、ALCの調整を行っております。各バンド概ね150W出ていますので、問題ないでしょう。

 

 映像の中で感度が高めの24MHz、28MHzはプリアンプがONになっておりました。汗

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2 Responses to "JST-245H 再入場 【2016/06/15】"
  1. 度々、修理対応していただき、ありがとう御座いました。小局には245が使いやすいので今後とも宜しくお願いします。

    • 良い無線機ですね〜。終段が15WクラスのMosFET×12個という特殊な設計なので、その辺りがやられると少々厄介ですが抑えめに使えば問題ないでしょう。

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