TS-830S ご入場 【2016/05/19】
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おはようございます。「早起きは三文の得」ということで、AM5時からブログ執筆です。単に早く寝てしまっただけですが・・・。昨日は凄いニュースが飛び込んできましたので、まずはそのネタに触れておきましょう。
Elecraft kx2 発表!!

JA8CCL 木下OMが興奮気味で電話をくれました。昨日早朝にKX2リリースのニュースが飛び込んできたとのことです。開発段階にあることは以前からご存知であったそうですが、想定よりも前倒しでリリースとなったようですね。“向こうでもIC-7300を相当意識している?”・・。KX3をハガキサイズに凝縮した筐体、中身はKX3から1.8MHzと50MHz以上の機能を排除したダウンコンバージョン機とのことです。コンポーネント類もKX3と共通仕様で、KX3用にリリースされた100Wリニアも使用可能とのこと。何故か(笑)マイク内蔵でBNC端子にホイップを直付けすれば、現存唯一無二のHFハンディー機になるとのことです。内蔵ATUと組み合わせれば鬼に金棒。スペックは以下の通りです。詳しくはCCLさんのブログでご確認ください。
—– 仕様概略 —–
寸法 :147×71×38mm
重量:368g (オプション、電池を除く)
バンド :3.5MHzから28MHのハムバンド(JA向けは5MHzを除く)
1.8MHzは受信可
モード:SSB/CW/DATA (CW/DATAはデコーダ内蔵)
出力:最大10W
受信消費電流:135mA
電池:2.6Ahリチュームイオン電池内蔵可(オプション)
電池残量表示:Ah(アンペア・アワーで電池残量を表示)
操作部: 4つまみ、12個のボタン
マイク、スピーカー:本体に内蔵
チューナ:KXAT2ワイドレンジ内蔵チューナオプション
専用パドル: KXPD2
また、KX2には内蔵スピーカの他にマイクも内蔵しているためにハンディーのトランシーバのような運用が可能となっています。
【製品の価格とオプションの詳細】
トランシーバ本体 KX2 $749
オプション
マイク MH3 $59.95
専用パドル KXPD2 $109.95
小型キャリングケース CS40 $29.95
中型キャリングケース CS60 $39.95
内蔵時計とI/O KXIO2 $69.95
KXIO2は内蔵の時計とアンテナ切り替えなどに利用できる2回路の汎用出力を持ったオプションです。
オートチューナ KXAT2 $179.95
KXAT2はワイドレンジのSWRに対応するオートチューナでKX2に内蔵します。
ポータブル用の小型HFアンテナのSWR特性は狭いのがふつうなので、内蔵チューナ
は必須のアイテムです。
100Wアンプケーブル KX2ACBL $9.95
KX2は100WアンプのKXPA100が使用できます。 KX2ACBLは接続のためのケーブルです。
内蔵電池 KXBT2 $59.95
KX2に内蔵するリチュームイオン電池で重量は184g
通常の運用で8時間を想定しています。
外部電源も同時使用でき、電圧が高い方を自動選択します。 太陽電池パネルの併用などに便利です。
専用チャージャー KXBC2 $6.95
—- 以上、JA8CCL 局のブログより許可を得て転載 —-
一つ気になるのは、IQ端子の有無です。KX3はコレが付いていてSDR化できます。
TS-830S ラインに登場!!

調達の都合で順番が前後してしまい申し訳ありません。名機”TS-830S”の登場です。未だに根強い人気を誇る本機です。受信不良とのことでお預かりしました。AGCラインに電位がありません。規定ではRFゲイン最大時に+2.9V掛かっているはずですが、0.1V程度でした。この状態ですと、SメーターはRFゲインを絞った状態になる為、針が上がったままです。AGC Sメーター調整VR(VR2,VR3)を回すと、メーターが下がって受信ノイズが聞こえ始めます。即ちAGC-OFF状態です。2.9Vは抵抗を介してRFゲインVRと繋がっており、RFゲインVRが上流です。こちらには電位が掛かっていることを確認しました。抵抗の先にあるQ1、Q4、Q8、Q10、Q11のVCCに繋がるAGCラインの何処かが短絡していると診ています。トランジスタとFET交換、基板の再ハンダ処理になりますが、FETの入手に少々お時間を頂くことになりそうです。(第二ライン)
FT-901DM 作業終了
第一ラインにて作業中のFT-901DMの作業が終了しました。結局、ヒーターON時の受信感度低下は再現せず、こちらはオーナー様に再確認をお願いしたく思います。M LEDについては以下の動画でご説明します。Poメーターはダイオード1個の交換で正常動作するようになりました。周波数表示も正常です。これにてご出場!!