FT-900 (その1)出口が見え隠れ 【2016/04/09】
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こんにちは。少々風が強いようですが、穏やかなお天気の横浜北部です。昨夜は赤坂で会議の後、仕事仲間でありローカル・フレンドの7K1UGA 三村OMと二子新地で引っ掛けて帰りました。アマチュア無線絡みの仕事の話や、70年代の無電機の話題で盛り上がりました。
ショットキー・ダイオード着荷

注文しておいたショットキー・ダイオードが届きました。休日なのですが、結局作業場に入ってしまいました。笑 IFTはこれから巻きますが、FT-1011用のIF構成が似ているため、修理用にストックしているIFユニットから抜き取って動作確認を行うことにします。取りあえず、故障しているND487C2-3Rを取り外して代替の-3P型に取り替えました。手前のIFTも交換完了です。早速送信テストを行ったところ1.8MHz〜10MHzまでは概ね60〜80W、14MHz〜18MHzは20W前後、21MHz以上は10W以下です。ND487C2-3Pは特性表を見る限り-3Rと一緒です。ケース素材がセラミックになっているだけと思われます。

ローカル周波数側にオシロを充ててみたところ、ローバンド側で振幅大、ハイバンド側で振幅小になっていることを確認しました。PLLから伸びているローカル周波数信号のジャンパを外して直接波形を確認したところ、ショットキー・ダイオードの入力側波形よりも遥かに大きくてキレイな正弦波が確認できました。周波数を変えても振幅の大小に変化はありません。ローカル周波数を受けるジャンパ端子とショットキー・ダイオードの間には2SC2053によるローカル・バッファが構成されています。この石が逝っているのか・・・。と、思いきやトランジスタの隣にあるRFCの表皮が溶け落ちていることに気付きました。導通もありません。これではトランジスタに電圧が掛かりませんョ。汗 何はともあれ、この10µHのチョークコイルを交換せねば!。IFTはこのまま使えそうですが、FT-1011が修理できなくなってしまうので、やはり手巻きします。(>_<)

何れにしても出口が見えてきましたね。やはり回り込んでしまったようですね。上の写真に写っている三箇所が故障していることから、発振でも起こったのではないかと推察します。整理します。
前回まで
全く出力せず・・ DBM故障を疑って周辺をチェックした結果、ショットキー・ダイオードの故障、IFT溶断を認める。
今回のテスト
ダイオード・IFT交換で出力を確認するも、ハイバンドでパワー不足。ローカル・バッファアンプのチョークコイル溶断を確認
あと一歩ですね。明日も留守番になりそうなので、コイル巻きに専念します。
追記: その後、10µHの代わりに手持ちの4.7µHを焼損箇所に並列に繋いでチェックしたところ、全バンドで100W以上出ていることを確認しました。10µHは手持ちが無く、オーダーしました。
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お休みのところ修理ありがとうございます。
ところで、二子玉日記のお写真は、B4の
セカンドオフィサー時代のものでしょうか?
イケメンですねー。
在来のSRですね。小生は後のよろず屋でした。既に職種が存在しませんね。30年前のモノです。
これがB4とおわかりになるということは・・・。
AさんではB4、こちらではナナヨンという呼び方でした。(^o^)
今やっと修理が終わりました。全周波数で100W以上出るようになりました。