IC-375 & RJX-601 ご出場 【2016/04/06】
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おはようございます。本日もよろしくお願いします。今日も気温が上がりそうですが、横浜の桜は週末まで持ちそうですョ。ic-375とrjx-601が出場ラインに出てきました。
IC-375 現役復活

こちらの個体は、先日出場したIC-821のオーナー様からお預かした、残りの1台になります。PLLアンロック修復と劣化ケミコンを交換、改造箇所の現場復旧のご依頼です。まずは目視で確認できる範囲のケミコンを交換しました。こちらは予防交換も兼ねているので、まだ使えそうなモノも含めて取り替えております。中には電界溶液が滲んでいるものもありました。また、バックアップ電池が完全にエンプティー状態でしたので、こちらは交換しております。部品交換後にPLL周りの調整を実施しましたが、OSC及びロック電圧の修正を行ったほか、OSC周辺基板のスルーホール抜けによる周波数飛びが発生していたので、シールド板を剥がして再半田処理しています。数カ所スルーホールが陥没していたので半田で埋めました。その後周波数飛びは発生しておりません。温度補償のTCXOではなく劣化も進行していることから、周波数が安定するまで、コールドスタートから30分程要します。こちらIC-821と同様です。実使用には問題のない範囲ですし、SSB/CWは安定してから運用して頂ければ宜しいかと・・・。ロードテストも問題ございません。これにてC/Oと致します。
RJX-601メンテナンスパック完了

こちらも本日もご出場です。内容はいつもと一緒です。VFOダイヤル位置のズレが顕著でしたが、50.000MHz〜54.000MHzで校正しました。同時にCALの51MHz化も実施しています。映像でご覧いただければわかりますが、受信感度、送信出力、変調も問題なしです。FMナローとマイクアンプのHiFi化も対策済みです。末長くご活用ください。
ic-746 差し込み作業も終了
出力異常とのことで再入場したIC-746。こちらは50W化を実施しました。出力低下は恐らく回り込みによるものと思われます。当方のダミーロードテストでは再現しておりません。一旦お戻ししますので、ご確認頂きたく存じます。