CX-11A ご出場 【2016/03/31】
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今日は2台C/Oできたので、気をよくしてシャックアンテナを整備するつもりで、テラスで作業しておりました。天気もよく風も穏やかだったものですから。・・・・のはずが、大惨事発生。
オクでクリエートのルーフタワーを落札、これをテラスに設置してメイン・アンテナ群の地上高UPを目論んでおりました。既に架設も完了しています。今まで、モルタル手すりに衛星アンテナ用の金具を引っ掛けて、それにローテーターを載せておりましたが、やはり強度的に不安なのと、HF用デルタループ給電部のアンテナチューナーの地上高が屋根よりも低いためか、ノイズが酷いのです。また、ループ内の6m 2エレHB9CVも、少し上げれば何か変化が起こる気がしています。そんな訳で、たった1m嵩上げする為にる3mのルーフタワーをテラスに構築したわけであります。
悪夢は移設作業開始直後にやってきました。マストに繋がっているステーを外しはじめると、頭上のデルタループのワイヤーが風になびき始めました。「この程度は毎度のこと」と高をくくってマストを持ち上げた次の瞬間、ワイヤーがパタパタと音を立て始めたのです。この時すでにマストはローテーターから離れ、小生の腕だけで支えられておりました。その直後、強烈な荷重が我が身を襲い、みるみる内にマストが傾いてゆきます。45度を過ぎると既に小生の体重では支えきれなくなり、大きなテコのごとく、手すりを支点に小生の身体を持ち上げ始めています。踏ん張り虚しくデルタループのグラス竿は隣家の屋根を直撃、6m HB9CVは手すりに激突してフレームが大きく変形、更にはルーフタワーの針金ステーを切断、手すりも数カ所陥没しています。
擦り傷程度ですみましたが、人に危害を与えずに済んだのは不幸中の幸いでした。また、カーボンの釣り竿が激突した隣家の屋根も無事です。分解して庭に降ろすのに2時間・・・。大反省
継ぎ足しを重ねて今の姿になったアンテナ群ですので、総重量のイメージが間違っていたのが事故の要因です。明らかなヒューマンエラー!!。 3.5MHzの巨大ホイップとV/U系のアンテナはテラスの反対側にあり難を逃れましたが、HFデルタループ、6m HB9CV、6m MLAの3本は大破です。あ〜情けない・・・
CX-11A ご出場!!

ハイ、なぜそんな浮かれていたかと言いますと、苦戦を強いられたCX-11Aとの格闘に終止符を打ったからに他なりません!!。一連のエレキー周り自己発振疑惑が電源電圧低下によるものであったことが判ったのです。100Vと115Vの差は大きゅうございます。トランスを入れて起動したところ、リプルはピタッと収まりました。読み通りです。 エレキーの自己発振も起こりません。試しにキーヤーも繋いでキーダウンしてみたところ、キレイなトーンが流れ始めました。う〜ん、実に素晴らしい無線機ですなぁ、惚れ惚れします。VR類に若干ガリがあるものの、多分、オリジナルのコンディションに近いと思われます。
改めてCWモードで7MHzのロー・エッジ付近を聴いてます。CWはフィルター・モードが2段あって、ナロー側で500Hzくらいでしょうか。メカフィルが入っていたハズですが、見落としています。(汗)更にAFフィルターで、400Hz、100Hzまで絞り込めます。当時としてはかなり静かな部類に入ったと思われますね〜〜。今でも十分静かです。

前にも書きましたが、中は高級オーディオ機器か測定器を彷彿させます。電源周りの大容量電解コンデンサー以外は全てタンタルです。基板は全て硝子エポキシ製、RFは勿論両面基板です。内部のコネクタ類にも金メッキが施されているほか、ジャンパケーブルにはカナレ製の同軸ケーブルが使われています。小生が本業の現場で目にする放送機材の様な雰囲気です。100万超えの無線機作るなら、ここまで拘って欲しいですね〜〜〜。
- Aperture: ƒ/2.2
- Camera: iPhone 6
- Focal length: 4.15mm
- ISO: 250
- Shutter speed: 1/20s