IC-746 修理困窮(その2)【2016/03/18】

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 おはようございます。今朝は「7時のニュース」を観ながらの投稿であります。昨夜は午前2時過ぎまでと格闘、新たな故障箇所が見つかりました。R66〜R69が全て焼損していたこと、更にコイルも溶断していたことから、手前のバイアス・ラインを追いかけて行くと、47μF(C54)、0.1μF(C52)がリークしていることが判明。深夜の交換作業を実施しました。

 C54は表面実装用のアルミ電解、C52は極小のチップコンデンサーです。何れも写真の通り通常タイプの部品に交換しました。HF〜50MHzで90W〜100W近くまで出力するようになったのですが、各バンドの出力ゲインが最大ですので、本来なら130W〜150W出てるはずです。144MHzは依然として20W弱、ファイナルのバイアス電圧が規定値の半分以下ですので、バイアス・ドライバの2SD1406の交換待ちです。ここまで故障範囲が広範なことから、PAユニットの電源ラインに何らかの理由で大電流が流れたと診て間違いなさそうです。ここまで来ると、もう「意地」しかありませんな〜〜〜。

再び実装部品の交換
再び実装部品の交換
2本のコンデンサーは通常部品に交換
2本のコンデンサーは通常部品に交換

 それにしても、リレー交換・洗浄程度を想像していたので、完全に不意打ちを食らってます。まさかのコイルまき直しにチップ部品交換の嵐・・トドメの回路図誤植。いや〜〜〜ナメたらあかん。

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