RRS-Pi 間もなく始動!
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大変お待たせしております。rrs-piのリリースまであと一歩でございます。本日、HAMSTARにて動作中のrrs-Pi(プロト)に触れてきました。FT-991との愛称は抜群です。こちら、まだダミーロードでの試験を行っている段階ですが、ベータ版リリースまでには周辺機器設備の変更申請を行って、オンエア可能な状態にします。

使用できるラズパイは”Raspberry Pi2 Model B”に限定されます。microSDの容量はOSを含め8GBです。もしかしたら、もう少し大きいサイズの方が良いかもしれません。ここはベータ版までに仕様を決めたいと思います。まず何より驚いたのは「安定性」です。連続高負荷時の安定性は明らかにRRS-501を凌ぎます。プロトタイプは電源オフ制御の部分で解決すべき課題があるものの、ロードテスト中にVoIP遅延が発生することもありませんでした。また、RRS-Piはハードはユーザーがご自身で入手する必要があります。HAMSTARが提供するのはソフトウェアのみです。Linux(Ubuntu)上で動きますが、Linux特有のコマンドラインなどを覚える必要はなく、micoroSDをラズパイに挿入して電源ケーブルを挿すだけで起動します。
他方、使用する 「microSDカードの相性」に起因すると思われるエラーも報告されており、推奨メーカーの選定にはもう少々時間が掛かりそうです。また、シリアル・インターフェース、オーディオ・インターフェースともUSBに限定されるため、RS232C 接続の無線機や周辺機器を接続することができません。USB=RS232C の変換ケーブルなどで対応できるかもしれませんが、こちらは動作保証外です。即ち対応無線機は USB インターフェース搭載機種に限定されます。
RRS-501との比較を以下に纏めてみました。
RRS-501 | RRS-Pi | |
PC規格 | Mini DTX | Raspberry Pi |
OS | Ubuntu | Ubuntu |
発熱量 | 大 | 極僅か |
操作安定感 | 発熱時に不安定 | 常に安定 |
VoIP 遅延 | 0.4S/GigaBit LAN(テスト時) | 0.25S/GigaBit LAN(テスト時) |
価格 | 98,000円 | 9,800円(予価) |
形態 | PC完成品(ハード) | MicroSDカード(ソフト) |
シリアルI/F | USB×6、RS232C×2 | USB×4 |
オーディオI/F | アナログ In/Out×2、USB 2ch | アナログ Out ×1、USB 2ch |
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RRS-Pi、いよいよ登場間近ですね。
楽しみです!
FT-991との相性が良いとの事。
私もFT-991とつないでリモート運用を考えています。
430MHzのFMモードをメインに使いたいと思っています。
お待ちしてます(^^)
FT-991では相性が良いのですが、他の機種の検証ができていないのでベーターリリースは3月にずれ込みそうです。お待たせして申し訳ございません。
対応機種はUSB搭載機に限られるため、かなり絞り込まれますが・・・。
リニアアンプの修理ではお世話になりました。お陰様で絶好調です。
リモート操作に興味を持ち始めたところですが、ローカルからRRS-501の操作性が素晴らしいと聞きつけ購入を検討しはじめたところです。ラズベリーパイ型の商品を開発中との記事を拝読し、益々興味津々です。丁度サブ機の新規購入を検討中、IC-7300にするかFT-991にするかで迷っていたところですが、後者はHF〜430MHzまでカバーするメリットがある反面、リモート運用はIC-7300に優位性を感じ、決めかねていました。これが1万円程度ならアイコムのソフトと変わりませんし、別途PCを用意する手間も省けてFB。
大いに期待しています。
お世話になっております。RRS-501は部材調達先から安定供給を受けられないため、販売を休止しているようですね。
今後はPCセットトップBOXタイプは高機能型RRS-701(受注生産)のみになると思います。
RRS Piはソフトのみ超低価格で提供しますので、無線機メーカーさんの有名なリモート・ツール同様一切のサポートが行えません。(>_<) その為、ソフトウェアのバグ潰しは慎重に進めているところです。