サイトアイコン 二子玉日記

FT-757GX 作業終了 【2016/02/18】

 お疲れさまです。HAMSTARから戻ってきました。Raspberry Pi版のRRSを試した感想は「とても動作がキビキビしている」といったところです。この件、後ほどゆっくりレポートします。さて、ですが、こちらは調整が終了しました。

IFユニットは若干カーボンを被っているが・・

 VCO、キャリアポイント、BFOまで調整を終え、PLL、IF(送受信)、メーター校正、RF(送信)までチューニング終了です。大きなダメージは診られませんでしたが、マイクボリュームにガリがある程度で、他は調整のみで規定値に至っています。内側のIFユニットはメインユニットよりも汚れが目立ちますが、顕著な部品劣化は認められませんでした。キャリアポイントだけは前述のとおりですが、実用上全く問題ありません。入場時に気になった周波数ズレも完全に解消しました。午前中の7MHz帯、14MHzで受信性能をチェック。BVXラボのノイジーな環境でこれだけ聞こえてますから、全く問題ありません。

 Sメーターは規定値通り、6dBμV=S1、60dBμV=+60dBに調整しました。この状態で、-73dBmを入力したところ、ジャストS9を示しています。ここの値はかなりズレていました。調整作業だけですので、これにて出場と致します。

 以下、2016/02/20 0:31 追記しました。

ご依頼内容:

① 各部再調整
 
状況: 

上記①について、ご依頼を承りました。

処置:

上記について、以下を実施しました。

・3rd Lo BPF > 離調  > 規定値
・SSB/AM/CW RX Lo Level > 乖離  > 規定値
・45MHz BPF > 規定値内
・60MHz BPF > 規定値内
・45MHz TCXO> 離調  > 規定値
・2nd  Lo OSC > 離調  > 規定値
・Carrier Point > 離調  > 規定値
・BFO > 離調  > 規定値
・Carrier Level > 規定値内
・Carrier Bal > 離調  > 規定値
・PLL Sub Loopback > 規定値内
・3rd Lo BUFF > 離調  > 規定値
・2rd Lo BUFF > 離調 > 規定値
・Width OSC > 離調  > 規定値
・RX IF Transformers > 離調  > 規定値
・IF Gain and S-metar Sens > 離調  > 規定値
・TX IF Transformers > 規定値
・TX Power > 規定値

施工後:

1) リファレンス送受信機との泣き合わせで、送受周波数ズレは確認できません、。
2) 6dBµV=S1、60dBµV=+60dB、-73dBm=S9 を確認しております。
3) 各バンド 100w以上の出力(CW/FM)を確認しております。※28MHzは90w程度
4) キャリアポイントはUSB、LSBともに2.6KHz程度の帯域を確保しました。(定格3KHz) 実用上問題ございません。

5) コールドスタートから1時間程度は周波数ドリフト(150Hzダウン)を確認しています。その後は安定。
Tags: FT-757GX, 無線機修理

Related posts

モバイルバージョンを終了