デルタループとオシロの修理

by

 プライベートなネタです。先日、関東地方の交通を麻痺させた降雪は拙宅のも直撃、設置以来始めて竿が折れるという被害に遭いました。正直なところ、個人的には平日無線をやることは殆ど無いので困りはしません。どちらかというと「仕事」に影響します。汗

 Amazonで「6.3m グラス竿」で検索すると、使用中の竿と同じモノが出てきました。早速コレをオーダーしたのですが在庫切れの返事が・・・。他を漁っていると、以下のリンクがヒットしました。

 

 色々なサイズがあり、最初7.8mを考えました。7.8mということは、7.5m + 8m + 7.5m で全周23mのループが構成できます。このサイズなら3.5MHzのゲイン改善が期待できるのですが・・。結局、6.5mをチョイスすることにしました。(1本  3,000円也) 降雪や台風の事を考えると、これ以上のサイズはリスク増大です。近隣住民の皆様に心配・ご迷惑を掛けるわけには行かず、サイズアップはパス!。

アンテナ修理完了!
アンテナ修理完了! 修復箇所はどこだっけ?

 Amazon プライムで翌日には着荷とのことです。病み上がりで体調が優れませんが、天候というタイミングを逃すわけに行きません。取りあえず、壊れた竿を回収することにしました。降ろしてみると、竿の先端から1mの所で完全に破断していました。断面から内部の硝子繊維がこぼれ落ちてきます。不用意に触ると粒子状の硝子で手を切るので要注意。ふと思いました。「あて木で修復可能か?」 

あ〜懐かしい企画書 " Void" !
あ〜懐かしい企画書 ” Void” !

 弾力性があり軽量かつ非導通の材質・・・。「あっ、アレだ!!」 クリアファイルの製本用留め具に使用される樹脂製の棒です。何故か拙宅に大量在庫。(笑)破断面を合わせて、あて木を沿わせて結束バンド(20個本使用)で締め上げます。その上から自己融着テープで隙間無く巻きました。強度的にも重さ的にも全く問題無い仕上がりです。架設状態では下から補修箇所を見つけることは困難なくらい違和感もありません。竿自体は消耗品ですが、使えるウチはトコトン使うというのが信条です。これで壊れたら調達した竿に交換します。今晩、再び雪のマークです。

修理

オシロも修理中ww
オシロも修理中ww

 以前からVOLTS/DIVの動きが悪く、数ヶ月前から反応しなくなりました。AUTOSETを常用しているので、実用上は問題ないのですが、閾値以下の極小レベルとなるとAUTOSETが効かないので、気になっていました。どうせエンコーダー周りのトラブルです。ラボ内の機器配置を変更するついでにオシロも分解しちゃいました。テクトロの古いオシロですが、他の機材と一緒に年1回業者さん校正してくれるので現役バリバリです。ブラウン管の焼けもありません。この手の機械は内部の埃と結露による故障が殆どです。こまめな内部掃除と接点洗浄を行うことで、かなり延命できますね。VOLTS/DIVのツマミを引き抜くと、一緒に軸も外れます。エアーダスターで内部の埃を除去した後にエンコーダー周辺のハンダを再加熱、ハンダが浮いていると山にならずに潰れます。何カ所かそんな場所がありました。それにしても、ケースの中身はスカスカです。オプションを取り付けていないせいもありますが、ここまで図体を大きくする必要は全くなさそうですね。ブラウン管を除けば、ノートパソコンの筐体に収まる部品群です。

 組み上げて起動してみます。VOLTS/DIVが見事に復活しました〜〜〜。流石に測定器の修理は自分のモノ以外はやりませんけど・・・苦笑

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/jg1bvx/www/wp01/wp-includes/class-wp-hook.php on line 315