RRSが見えなくなったら

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 久しぶりにリモート・コントロールの記事を書きます。-101/501はUPnPを搭載しているので通常使用ではIPアドレスの管理は不要です。ルーターがUPnPに対応していなかったり、UPnP機器がLAN内で混在していると上手く動作しない時があり、この場合にはUPnPを使用せずIPアドレスを固定する必要があります。

 この場合、ローカルネットワーク内の空いているIPアドレスを自分で探して、RRSに設定する必要があります。また、ルーター側もIPマスカレードやNATポート・フォワードなどを設定しますが、ここでは割愛します。固定IPアドレスを割り当てる場合必ず励行して頂きたいことは、IPアドレスをメモしておくことです。HAM STARへも「自分で設定したIPアドレスを忘れてしまった」という問い合わせが多いようです。そんな時の対処方法をご紹介しましょう。

Windows 端末ならBonjourをインストールで解決

Bonjour Printer Service for Windows
Bonjour Printer Service for Windows

 BonjourはLAN上の名前解決システムの一種でアップル社が開発したものです。詳細はこちらをお読み頂くとして、これをネットワーク上で走らせるとDNSやWindows Name Serverに依存することなくマシンに振られた名前で通信することが可能になります。RRS-101/501には、“RRS”が名前として設定されており、BonjourがインストールされたPCやMacなら、http://rrs.local/というURLでRRS-101/501を呼び出すことが出来ます。この機能はOSXには標準搭載されているので、Macを使用すれば、Safariからrrs.localを呼び出すことでRRS-101/501にアクセスが可能です。Windows PCの場合、iTunesをインストールする際にBonjourのオプションを選択することで、Bonjour for Windowsがインストールされます。これは、iTunes のサーバー機能がBonjourを使用するために必要だからです。iTunesを使用しない場合“Bonjour Print Service ”をインストールすればBonjourがインストールされます。以前は、単体のシステムとして無償提供されていましたが、現在は“iTunes”か“Bonjour Print Service”の何れかをインストールする必要があるようです。何れも無償提供(ダウンロード)されています。また、OSXの場合、標準提供されている「ネットワークユーティリティ」でLAN内のPort Scanを実施すれば、使用中のIPアドレスとマシン・ネーム一覧が表示されます。Windowsの場合、ポート・スキャンツールを使用しても、Bonjourがインストールされていないと名前の特定が出来ません。

スマホ・アプリの活用

“Snap“のスキャン結果
“Snap“のスキャン結果

 PCやMac以外にスマホでIPアドレスを探る方法があります。実はこれが最もシンプル、かつ簡単です。小生はiOSの“Snap”というツールを愛用しています。これを使用すればLAN内のポート・スキャン、使用中のIPアドレス、開放されているポート、名前などが閲覧できます。こちらはApple Store から入手可能です。Androidの場合、Google Play から「ポートスキャン」で検索すると沢山出てきます。ご自身が使いやすいと思うアプリをダウンロードされたら宜しいかと思います。

 

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