TS-820 続報 その2
by
移動中の車内です。本日は通院日につき朝方から赤羽橋の病院へ。いつものタリーズを逃してしまいましたが、途中下車して何処かでコーヒー飲んで帰るとします。

昨日ブログを書いた後に発見した事をメモしておきます。
実はあの後、IFの壊れたスイッチング・ダイオードを0.01µFのコンデンサーでバイパスさせて実験を行いました。すると、RFのMIX段後ろのC8において、RFの目的周波数が出力されることを確認しました。ところが、12BY7Aのプレート出力が出てきません。プレート電圧は250v掛かっています。ヒーターも赤く灯るので問題ありません。球も交換して試しましたが結果は同じです。ちょっとアクセスし難い場所なので確認しなかった7番ピン(SG)の電圧を測ってみると、数ボルトしかありません。
「もしや・・?」 ここは210V掛かっているべき場所です。最初に開胸の折に、電源基板に怪しい焦げ痕があったことを思い出しました。
スクリーン・グリッドが完全にオフっていた!
トランスから整流ダイオードを介して470Ωが直列に入り、12BY7AのSGに供給されていますが、この470Ωが焼け落ちているではありませんか。その横にある33µFのチューブラーが黒いススで汚れています。恐らく焼損時に被ったものでしょう。しかし、なぜこんなところが焼け落ちたのか??? 手前の信号がODしたか、若しくは発振でも起こしたか・・・。電源基板に大量の埃が付着しているので短絡した可能性も否めません。過去に何台か修理したTS-820で、この470Ωをバイパスしてしまっている個体がありましたが、取りあえず5w耐圧の470Ω酸化金属被膜抵抗に交換しておきます。
- Aperture: ƒ/2.2
- Camera: iPhone 6
- Focal length: 4.15mm
- ISO: 1000
- Shutter speed: 1/15s