一通り調整を終えたFT-690Mk2。送受Fズレはキャリアポイントの調整で解決しました。平衡変調回路の手前の水晶発振器の調整になります。
一応、ホットスタートで調整したため、電源投入直後には若干ズレているかもしれません。電源投入後20~30分経過すると安定します。この辺りは今時の無線機と比較しても意味が無いので愛嬌だと思って下さい。
組込を終え、基板を元に戻しジャンパ類も元通りに繋ぎます。電源を入れてみましたがLEDは点灯しませんでした。一応、取付前に回路の導通は確認したのですが、電位のチェックはしていません。もしかしたら、定電圧回路のトランジスタが壊れているかもしれませんね〜。LAMP回路のON/OFFは2SD1033のトランジスタSWで行います。2SD1033のベースに電流を流したところ、LEDが点灯しました。ベースの手前がプッシュSWになっていて、どうやらこれが逝かれているようです。基板実装の小さなプッシュSWで、しかも型番で検索しても出てきません。頻繁に壊れるような場所でもなく、恐らくメーカーでもストックがないものと推察しました。2SD1033の手前にパワートランジスタ2SB546がありますが、この石のコレクタが100Ωを介して2SD1033のベースに繫がっています。ここを直結したところ、LEDがキレイに点灯してくれました。オーナーと相談の結果、LED化して電流消費が激減したため、常時点灯でいくことにしました。2個で10数mAですから問題ないでしょう。
何とかLED化も完了しました。いじり回したので再度トラッキングして完成させます。
再度、キャリアポイントを確認して作業終了とします。
動画で言いそびれましたが、リニアが付いてます。w