IC-726 修理完了
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先日來お伝えしておりますIC-726の修理は、只今無事に終了しました。この小さな無線機とても音が良いですね〜。修理完了後に何故か3553KHzでミュージックを聴いております。(笑) 修理完了したつもりがロードテスト中にPLLが暴走、完全に迷子状態になりパニックってましたが、PLLが完全に離調しており、規定値に戻したら周波数が戻ってきました。やれやれ・・・。
まず、ご依頼頂いた送信不良、TXメータ不動に関してはALC関連部品のハンダ剥離が原因でした。結果的に部品代を掛けずに直せましたので何よりでございます。作業内容は以下の通りです。
- PA基板 L18 100μH RFCのハンダ付け不良修正
- ALC 最小出力、最大出力調整 (HF:110w、50MHz12w)、TXゲイン調整
- キャリアポイント調整
(R266TP= 9.01300MHz(USB)、9.01000MHz(LSB)、9.01060MHz(CW Tx )、9.00600MHz(CW) @14.100MHz) - キャリアサプレッション調整
変調無しの時に-50dB以下になるように調整 - PLL精密調整(Service Manual 6-2 proc.)
- TXメーター調整 100% = 110w
- TX IF 調整
- RX Mix 調整
- RX 2nd IF 調整
- RX 1st IF 調整
- RXメーター調整 -73dBm=s9
- PA基板、PLL基板、メイン基板のハンダ面をアルコール洗浄

ロードテスト中に50MHzで2度ほど異常発振が起こっため、メイン基板、PA基板上のハンダ付を再確認、部品のぐらつきなどをチェック、ジャンパ線の洗浄、基板取付ネジの増し締めを行った結果、以後再発は確認しておりません。PLL Unlock症状も発生しました。PLLユニット内のタップデータを解析したところ、規定値から大幅に離調しおりましたので精密調整しました。この症状ってTS-940Sと一緒です。PLLトラブルって、結局はコンデンサの劣化が原因だと思います。本来ならケミコン総取り替えと行きたいところですが、、、、、。 ロードテストを兼ねて3.5MHzをワッチ中。3.553KHzのミュージックは島倉千代子「十国峠の白い花」が掛かっています。笑
いや〜〜本当に聴きやすくて良いリグです。RFゲインもIFフィルターもありません。勿論DSPなんぞは入っていません。ド・アナログの無線機です。ノイジーな我が家でここまで聴きやすいとは驚きです。TXもRXもフルトラッキングしたので感度は抜群。これだけコンパクトなので必要最小限の機能というのは頷けます。1.8がTxロックされてしまうのですが、これだけは結局不明のままでした。
作業時間30h、これにて作業完了。ご退院で〜す。
備忘録: IC-726の場合、7MHzバンド拡張(W55カット)と28MHzの100W化(R174カット)も可能です。
- Aperture: ƒ/2
- Camera: Canon PowerShot S100
- Focal length: 5.2mm
- ISO: 800
- Shutter speed: 1/30s
こんにちは、IC-726を持っていますが、長い間使用せずにいましたが感度は悪いですが受信はできます。
アンテナをつないで送信しましたが、送信はどのモードでも出来ません、修理お願いできますか?
直れば良いのですが、御返事お願いします。
木島 さん
コメントありがとうございます。
以下にフォームがございますので、そちらからお問い合わせ頂ければ幸いです。
大変お手数ですが、宜しくお願いします。
http://tbhd.jp/rigdoc/
こちらでは、やりとりが全てオープンになってしまいますので・・・・。