50MHz マグネチック・ループ 絶好調

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 昨日、JA1YSWの50MHzオンエアミィーティングに出席。早速、マグネチックループを使ってみました。例の障害物が成長して以来、6mは殆どお手上げ状態でして、南西方面、北東方面のDXを除き、ローカルQSO、とくに障害物の向こう側との交信は完全に遮断されてしまっていました。 ところが、このマグネチックループに換えたところ、障害物の向こう側とも57~59オーバーで繋がるという快挙を実現。複数局から信号レベルは変わらないけど、トークパワーが増して俄然聴きやすくなったとのFBなレポートも頂戴しました。実は前夜にCCB局とラグチューした折にも、同じようなレポートを頂戴していました。効率93パーセントは本当だったようです。マッチング調整がクリティカルな点を除けば、本当に素晴らしいアンテナですね。

 その後、DIZ局とラグチューして「マグネティック・ループの噂は本当だった・・」という話題で盛り上がり、機会があればHF版も試してみたくなった次第です。

 気をよくし、夜の6mAMロールコールにチェックインしたのですが、単体の3wでは厳しかったようです。手持ちのみリニアを押してみましたが、変調が潰れてしまいNG。今度はリニアに手を入れて、終段コレクタ変調を掛けられるように改造しようと思っています。幸いなことに、601の部品取りジャンクが何台かあるので、変調トランスはなんとかなりそう。変調用のアンプは得意のオペアンプで作ろうと画策中。
近々トライしてみます。

RJX-601 チューンアップ 続編

 余談ですが、RJX-601は更なる進化を続けけており、リストア済み4台の内2台をHiFi化施工。変調回路に使用されているカップリングコンデンサ(タンタル・電解)をニチコン(MUSE)のオーディオグレード「通称:金コン」1μFに換装しただけですが、低域の伸びが改善して深みのある変調が出るようになりました。回路上は0.1μ~0.47μFも使用されていますが、1μFに変更しても全く問題ありません。FMリミッター直後には0.47μFのタンタルが使用されており、帯域幅対策でこの値になっていたものと思われます。既にリミッター回路のバイアス抵抗(R80)を68KΩに換装していますから、カップリングコンデンサの値が倍の容量になっても特に問題ないと思います。

 念のため、スペアナで左右の広がりを確認しましたが、低音で大きくはみ出すということはありませんでした。AM/FMともに歪が取れて、歯切れの良い変調が出ています。同時にCAL周波数の51MHz化も実施し、これで全てのリストア機が51MHz基準で使えるようになりました。

【交換箇所】

(左側)オリジナル部品 (右側) 換装部品
(左側)オリジナル部品 (右側) 換装部品

C75  16v 0.1μF(タンタル) → 50v  1μF (ニチコン FG)
C94 50v 1μF (電解)    → 50v  1μF (ニチコン FG)
C109 16v 0.47μF(タンタル)→ 50v  1μF (ニチコン FG)
C127 16v 0.1μF (タンタル) → 50v  1μF (ニチコン FG)
X2 29.000MHz       → 30.000MHz

 

 

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