深夜の惨事(深夜の3時じゃない)HL-150B修理

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 最近、色んなものが壊れます。まずはオシロスコープは突然逝きました。古いシロモノなので寿命なんですけどね。ただコイツが動かないと何もできないので、取り敢えず修理を試みました。この話はまた別の機会に。  そしてRJX-601が突然受信不能に。コイツも何時壊れてもおかしくない無線機です。実際はコレクションしているだけで使うことはまありません。偶々リグの変調試験のモニター用に使おうと思って電源入れたら「聴こえなかった」という話です。。こちらも覚悟はできていたので「ついに逝ったか・・」程度のショックでした。本当に壊れるときは連続して壊れますね〜〜。そして今度はリニアが・・・・。

HL-150Bファイナル交換
HL-150Bファイナル(THP120)交換の様子

 CCB局他と3.5MHzで「井戸端ラウンド」開始直後、リニアのリレーが悲鳴を上げ始めました。すぐに電源をOFFにしてベアフットだけでQSOを続行。終了後にリニアの電源を再投入して送信したところ、保護回路が動作してしまい送信してくれません。ケースを開けプッシュ・プルのパワトラにRFプローブを充ててみると、片側の石の挙動が明らかにヘンです。間違いありません、ファイナルが逝ったようです。今宵は風が強くSWRが大きく上下していました。どうやら反射波がトランジスタを破壊したようです。幸いなことに、先日EL-250の修理に使用した2SC3240があと2個残っていたので2SC2510と交換することにしました。このリニア、当初はTHP-120(2SC2879相当)が載っていましたが、改造時にTHP150相当の2SC2510に換装済。

 当局では20wのベアフットに繋げて使用していますが、2SC2510のp-pでMAX約200wを絞り出します。あいにく2510のストックはありません。MRF422もつい2日まえにSTU局のIC-780(2号機)の修理に使用してしまいました。2SC2879という選択肢もありますがパワーダウンになります。ということで、迷わず2SC3240をチョイス・・・。ついでにSWR補正用の入力ATTに使用されている酸化金属皮膜抵抗を3Wタイプから5Wタイプへ交換。減衰率はマイナス4dBのまま。

 余談ですが、HL-150Bに本来使用されるTHP120は2SC2879の選別MP品(Matched Pair Design)でありますが、2sC2879の定格を大きく上回っているモノが選ばれていたようです。因みに「THP」は東京ハイパワーの特注トランジスタに付される形式名称です。東ハイの資産整理等でTHP120、THP150が流れてきたら、間違いなく「買い」です!!

 ということで、深夜の修繕作業終了!!

 

 

 

 

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