全リグのマイク共用化を完了しました

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 9月最後の3連休、彼岸も終わっていよいよ秋らしい気候に変わりつつあります。連休最終日の昨日はそれといった用事も無かったので、手持ちパーツでリミッティング・アンプを制作しました。

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 リミッティング・アンプには1系統のマイク入力を2台の無線機に供給できるスイッチを付加しています。これで、以前制作したものと合わせて計4台の無線機を1本のマイクから音声供給できるようになったのでデスクもすっきりしました。システム図(PDF)

 また、FTDX3000D、TS-940SはBPFを介さないフォンパッチ、データ通信用の端子をリアパネルに装備しているので、今回から前面マイク端子を介さずに、そちらを使用することにしました。送受信切替はSEND(mox)ボタンを操作します。これらの改訂を踏まえ。グラフィックイコライザもHF大型リグ系統と、系統を独立化させ変調テストを繰り返し行って、EQのベストポジションに追い込みました。リミッティングアンプは手持ちのLM386によるシンプルなALC回路で、1号試作機では、バランス入力と8ピン(ヤエス配列)の入力2chに対して、8ピン(ヤエス配列)2系統切替可能な仕様です。10連のLEDピークレベルメーターを装備し、電源はリグからマイクラインを通じて供給される+5Vを使用します。ところがリグによっては100mA程度で電圧降下が始まることが判明したので、2号試作機は外部電源(12V)仕様に変更。

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リミッティング・アンプ(2号試作機)

 また、1号試作機では周波数コントロール機能を装備しましたが、殆ど使用しないため、2号機ではこれを省略し音声入出力ともにRCA端子化、PTT制御も同様にRCA端子としたためケース容積が半分以下となりました。何故なら、今回制作した2号機はFTDX3000D、TS-94Sの切替用に使用するため、音声入力、PTT共に背面パネルから単芯ケーブルでの引出になります。従って、バランス・アンバランスの変換も1つ手前のグラフィックイコライザーで行う仕様に変更しました。1号、2号ともグランド・アイソレーション対策にはオーディオ用トランス、サンスイSTー71を使用、2号機では無線機切替の際にアース回路自体も切り替える構造にして、送信時の回り込み対策を施しています。

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XLR端子を備えた1号試作機

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