FTDX3000D を戦列に追加
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TS-940Sをフル・オーバーホールに出すことを決意。HFのメイン機材がケンウッドサービス入りするに際して、新品のリグを1台確保することにしました。TS-940クラス以上の性能で新スプリアス法に対応する送信性能を合わせ持ち、今時の必須機能であるバンドスコープ搭載機からチョイス。
最終的に財布事情などから、IC-7600、FTDX3000D、FT-2000D、TS-590が候補に挙がりました。
更にIF出力、USB端子などによる拡張性やダウンコンバージョン方式の受信回路などを考慮して絞り込んだ結果、最終的にFTDX-3000に落ち着きました。馴染みの富士無線電機(秋葉原)に何度か足を運び、店員さんの意見を聞きながら値段交渉の結果、満足できる見積が出たので思い切って購入しました。
まだ全ての機能をチェックしていませんが、ファーストインプレッションは「静かなリグ」という印象。耳はかなりイイです。 また、馴染みの8エリアのOMからは「とても音質(送信変調音)が良い」という評価を頂きました。 基本性能に関しては言うに及ばず。存在感こそ940には適いませんが、かなりコスパの高い無線機です。
シャックに並べてみましたが、940より一回り小さいのが判ります。VFOを2機積むFT-2000やFTDX5000はTS-940と同等のサイズです。コンテスターではないので2波同時受信は必要ないかと。RX-OUTという不思議な端子があり、そこに別の受信機を繋げばFTDX-3000のRF段直後に直結でき、バンド内同時受信可能となります。実際、940を繋いでみましたがバッチリ受信できました。ちゃんとftdx3000のATTも効いてます。取り敢えず用途廃棄になっているVR-5000を繋いでみます。IF出力をSDR IQに繋いでPCバンドスコープ化するのも良いかもしれません。高価なDMU-2000など無くてもOK。
この様に、機能的にも気になる部分満載のリグなので長期に渡りリポートしていきたいと思います。これでヤエスはFT-690 mkⅡ、FT-847、VX-7、VX-8、FT-817、FT-897、VX-3に次いで8台目。一時はアイコム派だったのですが。940の「音」に耳が慣れているので本音を言えばケンウッドなんですが、流石にTS-990には手が出ません。