おはようございます。今日も残暑が厳しくなりそうです。お昼は出歩かない方が良さそうですが、そういう訳にも行きませんね。高校野球も終わると「あ〜、今年の夏も終わったな〜」と感じます。最近、リウマチは影を潜め、寝起きの痛みを除けば日常生活は支障のないレベルを保っています。来月後半にはツールド東北に出る予定なので、そろそろエンジン回して行かねば!!

 今日は与太話のネタも尽きたので、いきなりお仕事の報告から入ります。実は三台連続の未着手ご返送になってしまいました。

 

FT-680多臓器不全!

 受信不良とVFO動作不良でお預かりしました。前者に関しては、バンド全体にビートがでており受信できない状況です。SSBのみと伺いましたが、実際はAM、FMも同様です。SSBやCWはキャリアでビートが聞こえるだけで、AM、FMでは「無変調」の信号が全域に拡がる感じでした。原因はVCXOの故障で、水晶が完全に逝かれています。当然一般流通しているような周波数の水晶ではないため、特注となります。しかも3ピンタイプ(水晶発振器ではなく普通の水晶振動子です)なので、2ピンの汎用規格のものではありません。その他に、IC、トランジスタの交換も必要になる可能性が高く、調達・修理作業・検収の工程を考慮すると、ここだけで2〜3人日を要してしまう可能性があります。また、VFOについては完全にエンコーダーが滑ってます。こちらは分解修復を要するため更に2人日を要していまいます。多分、中古の同型機種を2台以上買える金額に届いてしまうため、“特別な拘り”でも無い限り、修理をオススメできる状況にはありませんでした。オーナー様に状況をお伝えしラインから降ろすことにした次第であります。修理する側にとっては、故障箇所診断に半分以上の工数を割いているので、無着手ご返却となることは大損失なのですが、ユーザー様に散財させる訳にも行かず・・。

TS-850 異常表示!!

 キタ〜〜! TS-850のディスプレイ異常です。ウチの修理履歴を見るとTS-850のご依頼は100%ディスプレイ周りですョ。う〜む、TS-850の製造期間が意外に短かった背景にはこの辺りの事情があるのか・・。ただ今回のご依頼内容は少し違いました。よくある症状はインバーター故障で、C18辺りのリークが原因でバックライトが点かないケースですが、今回はバックライトではなくセグメントが異常表示してしまう症状です。(これは始めて)

LCD表示系のマトリックス

LCD ASSY’S 電圧は各ピン正常値

 まず、故障がデジタルユニット側かLCDユニット側か切り分けを行いました。デジタルユニット内のI/O インターフェース ICの出力がLCDユニットに入り、IC1とIC2に入力されます。IC1側はメーターをドライブし、IC2が周波数表示側をドライブします。ACC経由でPCと接続しCAT経由で無線機内のステータスを確認したところ、正常に送受信できる状態にあり、かつメーター動作も正常です。即ち、IC1側は正常に動作していることを確認できました。I/OインターフェースICの出力信号も確認しました。各ピンのTLL電圧とトリガー波形は写真の通りです。またI/OインターフェースICはメーター情報を正常に出力しており、PLLのフィードバックも正常であることから、故障はないものと考えられます。ユニットの電源を落として、セグメントの個別点灯状態も確認しました。流石に100個近いセグメントを全てチェックすることは不可能ですが、適当にサンプルしたセグメントは個別に点灯しています。

LCK

LDA

LEN2

LEN1

IC2 No.36 OSC-OUT

IC2 N0.37 OSC-OUT

IC2はコレ! こりゃ〜Assy交換だわ!

 これらから、故障箇所はIC2であると診断しました。こちらのデバイスは機械実装のICチップになりますが、仮に入手できたとしても手打ちは非現実的。汗 やはりAssy交換するより術はなさそうです。問題の調達についてですが、当該のユニットは海外のメーカー系ディーラーが持っている様です。作業継続のご連絡を頂いておりますので、部品発注しま〜す。

 その他の無線機も順次作業しておりますので、少々お待ち下さいませ!! それでは皆様、良い週末を!!!

 

 

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