おはようございます。寝不足の朝であります。小生の夏が終わりました・・・。第104回“ツール・ド・フランス”が先程終了しました。ドイツ・デュッセルドルフからスタートした今年の大会、21日間、総距離3540kmの全ステージが終了しました。因みに小生の寝不足はツールのせいじゃありません。ツールの最終ステージは後日鑑賞します

 パリでのステージはパレード走行から始まり、恒例のシャンパン・サーブで選手・チーム関係者が過酷なツアー・ステージでの勇姿をたたえ合うシーンが展開されました。当然「ノンアルコール」ww。最後は戦闘モードでシャンゼリゼ大通りのクリテリウム(周回)60km、最終ステージを征したのはフルネウェンヘン(TLJ)そして全ステージを通じた総合成績一位はフルーム(Sky)、2位はウラン(CDT)、3位はバルデ(AG2R) 。今年は前半から波乱含みの展開。落車により各チームからエース級がごっそりと脱落しました。クリストファー・フルームは4度目の総合優勝になります。Team Skyは強すぎですな〜。チーム総合もSkyが独占です。チームの自転車はピナレロ、小生の愛車もピナレロ・・・。関係ないかww。 そして我らが新城幸也選手は28位でゴールしました。しかも7年会目の完走です。沿道の日の丸も回を追う毎に増えている気がしますね。ツールが終わると何だか気が抜けてしまいまが、8月後半から三大グランツールの締めくくりとなるブエルタ・エスパーニャが始まります。因みに小生がライブを観はじめた、午前3時半過ぎには既にレースが終わってました。

FT-301 修理終盤

 そうなんです。ツールの最終ステージを見る暇もなくラボワークに集中。休み返上で修理対応したFT-301もいよいよゴールが見えてきました。こちら送受ともNGな個体。しかも多臓器不全状態で一つ直すと次の故障が見えてくるという悪循環に陥るパターン。送受アウトということでIF・局発周りを調べると、まず最初に見えてきたのはIF ampに使われているRF OP AMPの故障でした。メタルCANタイプのMC1496Gで本機の各ステージに使用されています。この部品は国内調達が不可能で、なんとスペインのディーラーから取り寄せたものです。その他、周辺のトランジスタもゲイン低下していました。2SC784は2SC380などと並ぶ当時のポピュラーのRF用トランジスタで、ラボに在庫があったためこちらはスムースに交換終了。次はプリミックスです。こちらも先程と同じOP AMPが混合段に使われています。局発・VFO側も何故か調整がメチャクチャだっため、先ずは各バンドの局発周りを詰めて行きます。ここで大問題に遭遇、7MHzと21MHzのクリスタルが動いていません。こちらは水晶を新注するしかありませんが、オーナー様ご自身で調達されるとのことです。「調整だけして欲しい・・」とのことだったので、近い周波数の水晶を社内の部品庫で探したのですが、該当するものは見つかりません。電極を磨いたところ7MHzの水晶は復活しましたが、21MHzについては完全にアウトです。(この作業だけで水晶2個注文できてしまう工数を要した=サービス)局発が生き返ったところでRFユニットを再チャックしましたが、やはりミックス段の出力が全く見えません。やはり同じMC1496Gが逝ってます。部品をオーダーする際には、着荷不良のリスクを考慮して複数個をオーダーします。よかった・・・。交換したところ、バッチリ出てきました。さ〜て、ここまで来ると一応、送受可能な状況なはずです。PAユニットはSSGで動作確認済です。しか〜しANT端子に出力がみれません。受信をチェックしたところ、水晶がNGな21MHz以外はバッチリ聞こえるようになりました。取りあえず受信はOKです。余談ですが、RFユニットのパターン面にカッターで切り落とされた様なキズが多数ありました。導通確認しましたが、回路自体に変更は加えられていないようです。??です。

SN7400N お馴染みのロジックIC

MC1496Gを交換

2SC784が壊れてる??

壊れていない・・・一応新品に交換

何故かパターンを切った痕跡が多数見つかる

2SC735が開かないのは・・

PTTロジックから出力ナシ?

 プリミックスは動いてます。RFユニットの後ろ2ステージが出力しません。2SC784と2sC741です。VCCはきているし入力信号は十分入っています。2SC784の故障を疑って交換してみましたが全く変化がありません。この2段はエミッタとGNDの間にトランジスタ・スイッチが噛まされています。このトランジスタ(2SC735)のコレクタが開かない限り、上の二個のトランジスタは動きません。2SC235のベースはロジックIC(SN7400N)の出力が繫がっており、キーダウン時に入力側の電位が下がることで論理回路のHiを出力させることで2SC735のコレクタを開く仕組みです。なんと本体背面のLPF内にあるリレーが開いていないことが判明しました。「リレーの接点不要?」でしょうか。とてつもない作業量になってきましたょ・・・ 涙

まさかのLPF着脱?

リレーは生きている?

週末二日目に突入

これまでの交換部品

 既にお約束の工数は軽ーく越て、作業6人日目に入ってしまいました。こなると休日作業か残業以外に工数を抑える手はありません。土曜日10時間掛けて、もろもろの問題が見えてきましたが、多分ゴールは間近です。LPFユニットの解体開始〜〜〜! 例のリレーは密閉式なので、接点洗浄は諦めるしかなさそうです。しかし密閉式ということは逆にメンテナンスフリーなわけで、もしかするとソレノイド側に電位が掛かっていないだけかもしれませんね〜〜〜。案の定でした。こうなったら基板をバラスしかないのですが、ローターリーSWに干渉し取り外しに一苦労。そもそも修理を想定していない箇所なのでしょう。なんとか基板を取り出しました。ソレノイドを制御する2SC735のVCCは正常です。次にベース側を確認してみるとVCC電位がそのまま掛かっているではありません。コレクター〜ベース間が崩壊しているとみて間違いなしでしょう。しかし何故ここまで広範に渡り壊れているのでしょうか。全く????です。2SC785は単なるSW動作ですので、汎用の2SC1815Yでリプレイスしました。ハイっ、リレーは復活しました。

おっパワーが出たぞ!! しかし・・・

 出た〜〜〜。オバケじゃありませんョ。各バンド15W前後の出力を確認しました。因みに出力確認はCWキーダウンで行っているのですが、リアのKEY端子が使えないため、回路に直接電鍵を繋いでテストしてます。どうもKEY端子の接触が宜しくありません。こちらも最後に交換するつもりでおりました。汎用の3.5mmジャックならヤードにストックしているはずなので・・。ご覧の通り新品に交換です。恐る恐るSSBを試したところ、電波が出てきません。VOXをONにして喋るとPTTがONになるのでAFは生きている様です。各ステージをチェックして行くと、先程のRFユニットのロジック回路がONにならないことが判明しました。恐らくLPFの2SC785の故障と関係していそうですね。こちらはPTTが押されるとキーダウン時同様にリレーが閉じるハズですが・・・。もう故障範囲は限定されているので数時間内に故障箇所は特定できるものと思われます。頑張ります。

今後の修理予定について

 すみません。熱中症で丸二日ダウンしたため作業が遅れてしまいました。隣ではDBMが届いたIC-1271の作業に入るところです。小生の担当であるFT-301(1)終了後はJST-135のIC交換に挑みます。本日はスケジュールの業務機修理が差し込まれているため、一旦アマ機扱いを休止しますが、FT-301は残業して対応します。そんなわけで、先週から作業順番に変化はございませんこと、何卒ご理解ください。

  1. FT-301(その1) 作業中
  2. JST-135 作業中
  3. FT-301(その2)
  4. IC-811
  5. TS-830
  6. TS-530
  7. その他の無線機

 今週は水・木と出張のため、ラボワークをお休みしますが、その分全勢力を傾けますのでお許しください。やっぱり人手不足です。無線機修理経験のあるメーカー・NTT・放送局OBの方、お手あげくださ〜〜〜い! 

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