おはようございます。この寒暖の差は何なんだぁ〜。7時台に自転車で10キロほどトレーニングしてきました。住宅地の坂を登るだけで乳酸が出てくる様では、ちょっと情けない・・・。 カチカチの膝にムチ打ちながら、何とか我が家に辿り着きました。この調子だと9月のツールド東北は厳しそうです。シャワーを浴びて本日もスタートであります。

ライン増設により混雑緩和

 常設2ライン、繁忙期1ライン(リモート)体制でやってきましたが、6月から常設3ライン、繁忙期2ライン(リモート)体制を敷いています。先月まで平均20台待ちの状態が続いていましたが、これらが一気に解決しました。現在、待機台数が5台まで減っています。当初予定より3週間ほど前倒しで作業可能になっていますので、修理受付の際に7月第3週までお待ち頂いていた方は、弊社へ修理品をお送り頂いて構いません。着荷順に拝見させて頂きます。

TS-930S 破裂したトランジスタを交換

【ご依頼内容】

1)PA発煙後、出力しなくなった

について、修理を承りました。

【症状・処置について】

上記1)について、症状を確認しました。ドライバ段のMRF485×2が焼損しています。オーバードライブが主な原因と思われます。

 “煙を吐いた” TS-930Sの修理です。ドライバ段のMRF485は見るも無惨な姿、激しい火炎に包まれた様ですね。ファイナルは無事です。(不幸中の幸い) オーナー様によると、ここ数年内に二度同じ場所を故障させてしまったそうです。今回は交換トランジスタ(2SC1969×2)も一緒にお預かりしました。本機のドライバ・ファイナルVCCは28Vです。この電圧でプッシュプル10W程度のドライバに使えるトランジスタの選択肢は少なく、正直なところ思いつくものはありませんが、やはり2SC1969による代替が一般的みたいです。MRF485自体の入手は可能ですが、プッシュプル(2個交換)となると部品代だけで10K円を超え、海外調達になるため時間も掛かります。その為か比較的に入手しやすい2SC1969で代替されるケースが増えています。海外の掲示板に2SC1969によるリプレイスの記事が上がっていますので、周知の修理方法であることは確かです。とは言え、この石は12V系ですから28Vは完全に規格オーバー。VCEOが25Vですから完全に定格を超えています。VCBOは50Vなので、バイアスをキッチリ調整してオーバードライブさせないことが肝ですね。もっともMRF485もオーバードライブで壊れてしまう石なのですが・・。

壊れ方が凄まじい

控えめな設定(95W)

カレント・リミッターが掛かっていない・・!

 MRF485の焼け方が尋常でなく、やはりオーバードライブを疑いました。手前のプリドライバは生きてます。メイン基板(シグナル・ユニット)のDRV出力がやたらデカイです。ALC制御回路のVR8と、PAユニットの電流制限回路の閾値を設定するVR10が、何れも最大値になってます。いやいやダメでしょう・・・。この設定で160W〜170Wくらい出てきますけど、連続キャリアや過変調で、頑丈なファイナルはともかく、ドライバが吹っ飛びます!!!! オーナー様に確認すると、過去2回の修理を某有名プライベート・チューナー氏(個人修理屋さん)に依頼され、その際に150W程度出るように調整してもらっていた・・・とのこと。「二度あることは三度ある」との危機感から、2SC1969を事前にストックされていたそうです。その後、紆余曲折あって当ラボにご依頼頂いたとのことです。この状況で2SC1969に変えたら5分ともちません。まずは焼け焦げたMRF485×2を撤去、2SC1969にリプレイスを完了しました。VCC側のRFCを基板から浮かせ、間に電流計を挿入。バイアスを調整してアイドリング電流を70mAに調整しました。この際、アイドリングの立ち上がりが宜しくないので、10〜20秒程度様子をみながら安定時に70mAとなるように調整します。ついでにファイナル側のアイドリング電流も調整してきました。PAユニットとシグナル・ユニットを繋いで、キャリアをミニマム状態から恐る恐るCWでキーダウン。するとパワーがす〜っと出てきました。先程のVR10とVR8を適切な値に調整。14.175MHzで130Wくらい出てます。2SC1969のマージンを考慮してファイナル出力が95W程度になるようVR8を調整しました。3分の連続キャリアを10セット実施したところ、異常発熱もなく正常に動作してくれています。何れにしても2SC1969によるドライバ・リプレイスはオススメしません。今回は保証ナシとさせて頂きました。控えめにお使いください。m(_ _)m

IC-505 キャリアポイント離調、その他

 毎度お馴染みのIC-505です。ウチに集まる型式には偏りがありますね〜〜ww Youtubeのせいかな?? スミマセン昨日のブログで適当な事を書いてしました。今回のご依頼は、以下の通りです。

【ご依頼内容】

1)受信時、ゼロイン時に感度低下、周波数をズラすと感度が上がる
2)メーター、LCDバックライト交換

について、修理を承りました。

【症状・処置について】

 上記1)について、症状を確認しました。IFフィルタ離調、BFO離調、OSC離調が発生し、キャリアポイントがシフトしています。各部アライメント調整を要します。

 上記2)について、症状を確認しました。LCDケース内のBL球が溶断しています。交換修理を要します。

 IFフィルタのズレだけかと思いましたが、BFO、OSCも狂ってます。USB、LSB、CWのBFO周波数をキッチリ合わせた後、局発を調整して周波数を校正しました。300Hzほど上にシフトしていたため、SSBで声質によっては相当聞きにくかったのではないでしょうか。下は300Hzくらいから急峻に立ち上がり、350Hzでテーブルに上がる感じです。上は2400Hz程度から急降下しますが、ピークは900Hzと2300Hz付近にあります。なるべく下にシフトさせたいのですが、これがギリギリの設定です。CW時もゼロインでAF出力最大になりました。

 次に照明交換です。本機のBL交換は少々面倒です。フロントパネル着脱、LCDユニット分解を要します。(汗)BL球はメーターとLCDの間にあるピラーの裏辺りにありますが、LCDユニットケース内に収まっているため、コレをバラします。本機の照明は簡易的な扱いなのでしょうか、球は1個だけです。手間なのはこっちです。ww

BL交換だけなのにFパネルも着脱

LCDケース内にBL球がある

LCDケースを撤去

中途半端に見えるがコレが正常

ご連絡・・・

 FT-920は故障箇所の特定に時間を要しています。少々お待ち下さい。動きがあれば、増刊号(午後の部号)にてお知らせします。尚、明日はブログをお休みします。(会社は通常営業)

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