おはようございます。梅雨入りしました〜〜。一年で最も不快なシーズンの到来です。涙 せっかく自転車が戻ってきたのに・・。気温が低めなので助かってますが、ラボ内は計測器や半田の熱で廊下よりも3〜4度高め。スタバのアイスコーヒーで乗り切ります!! 

帰ってきた 335i (走行距離59000km)

 原因不明のワーニング点灯でピット入りしていた335iが帰ってきました。3番・4番シリンダーでミス・ファイアが発生していたことはECUのログで判明しています。故障箇所切り分けのため、プラグを1番・2番と入替を実施しました。これで同じ箇所にエラーが出ればインジェクター故障ということになり、1もしくは2で発生すればプラグ(コイル)の故障となります。3人のエンジニアが交代で500km走行、様々な負荷パターンでテストしてくれましたが、事象再現ならずです。消化不良のままピットアウトとなりました。

 実は代車の116iにも慣れてきたところです。最初はパワー不足とステアリングの重さに不満たらたらでしたが、ハイオク給油後アクセルレスポンスが段違いに改善し、マニュアルモードで走れば「それなり楽しめるな〜〜」などと思っていたところです。Cセグメントのパッケージにありながら、FR比50:50の後輪駆動シャーシを採用しているため、走りは秀逸です。1.6リッター(115ps/6000rpm)のエンジンはハイオク仕様ですが、代車ゆえレギュラーが入れられていた可能性が・・・笑  免許取得後に最初に乗った TE71レビン(2T-GEU)を思い出します。

 しか〜し5日ぶりに335iに乗りかえてみると、やっぱりエエです。洗浄剤で吸排気系のカーボン・スラッジが落とされたためか、吹け上がりが違う気が・・。とは言え、修理完了ではありません。帰りしな、何度かベタ踏みしてみましたが、例のアラートは現れません。暫く乗ってみることにします。余談ですが、小生がお願いしているディーラーはBMW正規の東名・横浜BMW・横浜三ツ沢支店さんです。こちらは、スポーツ志向のオーナーさんが多い様で、エンジニアさんも本音で話してくれるため満足しています。どこぞのディーラーと違い、紋切り形の対応ではないところがオススメです。無線機修理のエンジニアとしても見習うべきところが多いかな?

IC-375 電源周りに改造歴あり?

 またまた375のご登場です。こちらはDナシの10W機です。TRVのエキサイタとしてお使いになられてきた個体と伺っております。問診票には「送信不良」とだけ記載されていましたが、入場検査の時点で“送受ともNG”の診断でした。まず疑ったのは例の「PLLアンロック」です。数日前に拝見した個体も送受不能状態でしたが、こちらはLPLのアンロックで本機種の場合はまずココを疑います。R91の電圧を測定したところ、ナント0Vです。?????? 調べて行くと、驚くことにPLL全体に電源が供給されていません。VCCは8V系と5V系に分かれていて、13.8Vのマスターラインから、8V→5Vと降圧されています。降圧には3端子レギュレーターが2個使用されています。8V定格の7808は放熱処理されているくらいなので、結構な発熱量のはずです。それが冷え切っている状態・・・。「レギュレーター故障?」・・よくあるパターンです。一応、最上流からチェックすることにしました。

電源が供給されていない!!

 フロント・パネルの電源SWから延びてくる13.8Vラインが収容されるはずのJ7番3番Pinが外されています。しかも、あるはずのジャンパ線はどこにも見つかりません。TRVのエキサイタとして使われていたとのことですが、ACCにもPLL経由で13.8Vが供給されるので、何らかの事情で電源ラインを変更した可能性を疑いました。オーナー様にご連絡したところ「全く覚えがない」とのお返事でした。やむなく、PLLユニットをバラして調査すると、ACC側のVCCパターンに繫がる箇所にフロントパネルから延びているリード線が直付けされていることが判りました。また、上記J7番付近のVCCパターン上に焼け焦げた痕を発見、一部が剥離し切除されていました。施工の出来映えからプロの仕業であることが伺えます。何らかの理由で大電流が発生、パターン焼損しこの様な処置に至ったと考えられます。電源供給箇所が判らないと、どこに不具合があるか特定が出来ないのですが、この作業に半日費やしました。こちら、オークションで入手された個体とのことで、ご事情理解致しました。

PLLアンロック?

え〜〜っ電源が来ていない !?

マスターラインの保護抵抗が焼損

 上記の通り、電源供給点を確認しました。ここには13.8Vが掛かっています。回路を追って行くと、ACCと8V系統に繫がる手前にあるR39 (1Ω 1/4W)の導通が確認できません。どうやら、コイツが焼け落ちている模様。抜き取って導通チェックしたところ、見事に無限Ω(絶縁)です。レギュレーター側に異常がないことから、ACC側で短絡等が起こった可能性があります。オーナー様より「外部機器の18Vを短絡させた可能性あり」と伺いました。下手すると、PLLのIC類を焼いてしまうところでしたね。抵抗焼損だけで難を逃れたようです。抵抗を交換して、PLLユニットを組み付けて局所電圧をチェック、正常な電位を確認しました。430.4860MHzに合わせR91の電圧を測定したところ、3.24Vも掛かっていました。これは完全にアンロックです。既にこの状態で「送受アウト」だったハズですが・・・。既定値の1.0V±0.1Vに調整し、SSGを繋いで受信・・・。Sメーターが元気に振れました!!!! (メーターは振れすぎの為、要調整) 続いてダミーに繋ぎ直して送信テスト、こちらも元気よく出力します。RFボリュームを回すと、正常に増減します。SSGで感度チェックを行いました。FMで-125dBmが限界感度です。IFトラッキングで改善出来る可能性がございます。また、BFOも少々ズレています。一度IFトラッキングをされることをオススメします。何れの作業も最後に8時間の負荷テストをやるので、一緒にやってしまった方が工数的に1人日カットできるのですが・・・。こちらはオーナー様のお返事待ち。ご指示がなければ、このままテスト実施してC/O準備、映像撮影に入ります。

抵抗が導通していない・・

完全に焼損

LPLが大幅に離調(アンロック)

SSGで受信確認中

受信中!

送信確認

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