こんにちは。今日は昨日とは打って変わって、春の日差しも眩しい青空を仰ぎながら移動中であります。午後一で顧問先のある赤坂へ、その後は無線機メーカーさんとの打合せのため天王洲へ。慌ただしい一日でございます。

HL-130Usx ファイナル交換完了

 ドライバ・トランジスタが未着なので、ファイナルの交換から進めることにしました。こちら6枚羽根のパッケージで、脱着には少々骨が折れます。4枚羽根の場合も同様ですが、着脱には工具屋さんで入手可能な高耐熱の治具、半田吸い取り網、フラックス、半田ゴテを用意します。写真の様な先端がナイフ状の治具を使用すると便利です。一度に作業せずに一枚一枚処理することをオススメします。半田ゴテもナイフ状のコテ先を使うのがコツです。まず、半田面にフラックスを塗ります。表面が乾燥しないうちに吸い取り網を表面に乗せ、予め暖めておいたコテ先を上から充てて行きます。ジュルジュルと表面が煮立ち、吸い取り網に半田が吸収されます。コテ先で吸い取り網を横滑りさせながら、表面の半田を全て除去します。半田が除去されトランジスタの羽根が見えたら、もう一度フラックスを塗ります。コテ先のナイフ面を均一に充てながら動かすと、僅かに羽根が基板から浮くのが確認できますので、素早く治具を使用しながら羽根をめくり上げて下さい。十分に熱が伝わっていなかったり、強引に剥がそうとするとプリントパターンが一緒に剥がれてしまうので注意が必要です。フラックスを使わなかったり、コテを一箇所に集中して長時間加熱したりすると基板が焼け焦げます。フラックスは原料に合成ロジン(松脂)が含まれています。今時の半田には精製段階で松脂を入れていますが、昔は半田と脂を一緒に溶かして使いましたね。余談ですが、昨今の半田はRoHS仕様の場合、鉛含有率1000 ppm (0.1wt%) 以下と規定されており、一般に鉛フリー半田として流通しています。スズから完全に鉛成分を除去することができないため、1000ppmでも鉛フリーという表記になっているそうです。80年代前半までは鉛入り半田がフツーに使用されていましたので、旧型器をメンテナンスをされる時は必ずマスクを着用してください。フラックスを併用する際は沸点が下がるので要注意です。

ファイナル撤去

オリジナルMRF650(オーナー様ご提供)

取り外した2SC4989

MRF650×2 装着完了

ファイナル交換の必須アイテム

ここに注目!!

アイドリング電流=100mA×2程度か・・・

 代替装着されていた2SC4989に代わり、本家のMRF650×2を装着しました。着脱時に一緒に取り外したコンデンサ6個、RFC4個を元通りの位置に装着しファイナル交換は終了です。VCC側のリード線を電源リレー側で着脱し、間に電流計を入れます。エキサイタをは外した状態でスタンバイ回路をONにしてSEND状態にしてアイドリング電流を測定したところ、200mA流れていました。MRF650のデーターシートからは、トランジスタ動作点に関する情報が得られなかったのですが、100mA程度ではないかと思います。2個で200mAということになります。ドライバ交換後に再調整することにしましょう。そろそろドライバが到着する頃かと・・・。

 

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