おはようございます。新年度がはじまりました。皆さん花見は済みましたか? 我が家はそれどころではなく、慌ただしい週末でありました。先週末は2日もお休みを頂いてしまったので、日曜は休日返上で作業に掛かった次第であります。

単身の父親を回収

 東京で一人暮らししていた父が引っ越してきました。世田谷の上野毛と横浜青葉区をクルマで9往復、一人暮らしのくせに4人家族の3倍の荷物・・・!! 「だから整理してくれって言ったのに〜〜〜〜」。手配した2tロングに入りませんでした。勿論、拙宅にも収容不可能です。捨てられない病には困ったものだ・・・トホホ。金曜日は終日これに掛かりっきり。結局、会社で借りているコンテナに一時的に収容することにしました。2年着なかった服は捨ててくれ〜〜〜!!!! 小生は転勤族だった為、引越の度に荷物を捨ててきましたが、引越経験の少ない父には辛い作業の様です。作業は23時に終了しました。腹減った〜〜〜。上野毛にエルアミーゴというステーキ屋があります。久しぶりに寄ってみると、店内が改装されキレイになっていました。そう言えば、数年前に火事で焼失したと聞きましたが・・・。ここは夜遅くまでやっているので助かります。家族4人で2品 “We gonna share” であります。肉汁たっぷりのハンバーグを取り分けました。

FT-101BS の50W改造

50W化が完了した FT-101BS

 週明け早々の作業レポートです。FT-101シリーズ初期型の50W化を承りました。ブログの過去記事を検索しても50W化というのは見つかりません。100W化は何度か施工していますけど、恐らく50W化は始めてでしょうか。単純に100W仕様の構成から6JS6一本を撤去すれば良いのかと思いきや、諸々の工夫が必要でした。まず行ったのは改造ベースとなる個体のチェックです。本個体はシャーシや一部の基板がガラスエポキシ化されているレストア個体で、内部は光輝いています。ケミコン類については電源部の100µ/500V×2本の内、1本について容量抜けを確認しましたが、すぐにダメになりそうな気配はありません。昇圧改造後DC700V以上が掛かった状態で動作しています。小容量電界コンについては、今のところ問題無さそうです。AF・送信変調へのリップル混入、送受切替時の顕著な電圧変化も見られません。この辺りはQROに際し重要なポイントとなります。FT-101の持病とも言うべきヤエス製高耐圧コンデンサは、例によって要交換でした。特に高圧が掛かるファイナルのプレートに直結される2個については、予防も含めムラタの高圧セラミック(6KV)に交換しました。今まで300Vが掛かっていたところに倍の600V越の電圧が掛かりますので、交換しておくことが無難です。

改造に着手

 まずはプレート電圧の昇圧工事から着手です。トランスの二次側タップの取り出しを変更し、整流回路の引き回しを変更します。本機は元々100W改造に備えリード線の長さも改造を考慮したものとなっています。トランス側も240Vタップのリード・アウトが既設状態だった為スムースに作業できました。ダイオード・ブリッジの整流回路の+側にはトランスの0Vタップが繫がっているので、これを開放します。そこに未使用の240Vタップを接続します。(GND側にもう一方の240Vタップが繫がっている)これで、ブリッジのDC出力は倍圧化されます。前述の100µF/500Vは抵抗とともに600V化に備え予め2個装着されていますが、1個は完全にリード短絡され機能していません。このリードを開放して直列化します。直列の中間を0電位とするためトランスの0Vに接続し、リードを開放された100µFの+端子側にブリッジ回路の出力を繋ぎます。ここは間違えてしまうと大変なことになるので慎重にチェック、、、大丈夫そうです。

 次に真空管周りのモディファイです。100W改造の際にはSGのライン抵抗の変更、分圧抵抗の撤去などの他、ファイナルは2本化するので入力インピーダンス補正用のコンデンサを撤去しますが、本機はファイナル1本で50Wを達成する予定ですので、コンデンサーは残置となります。フツーに考えるなら、100W機の半分ですから、単純に100W仕様の構成から真空管1本を抜いた構成になれば良いと考えます。そこで、100W機の回路に習ってSGのライン抵抗100Ω 1/2Wに変更しました。また100W機ではドライバの12BY7AのSG周りも変更するのですが、取りあえずファイナルのモディファイで試してみることにします。

3.5MHz で80W!!

 ナント上記の仕様でドカンと出力しました。3.5MHzで80W出てきます。他のバンドはかなりバラツキがありますね〜〜。予備の6JS6が入っていたので交換したところ、各バンドで50W前後の出力を確認しました。しかし、少々様子がヘンです。受信状態に戻してもICが盛大に流れっぱなしです。「ゲゲっ、発振してるぞ!」 こりゃ〜イカンです。真空管を元に戻しましたが「発振」は治まる気配なし。どうやら6JS6の増幅率が高すぎる様です。スクリーングリッド電流を抑えてみることにしましょう。まず、100Ωに変更したSGのブリーダー抵抗を500Ωに変更してみたところ、発振はかなり治まりました。出力は変わらないことから未だ抑えられそうです。1KΩに変更したこと、かなり効果ありです。しかし、ハイバンド側で発振が治まりません。思い切って元の5.1KΩに戻したところ完全に治まりました。8.2Kの分圧抵抗は撤去したままです。この状態でトラッキングをとりなおし、中和調整を行ったところ、1.8MHzを除く各バンドで40W〜65Wの出力を確認しました。何故か1.8MHzだけはパワーが乗りません。フツーは逆なんですけど。パスコンを中心に調べましたが容量が外れている箇所は見当たりません。どうやら、ロータリーSWのコイルタップ切替部が接触不良を起こしている様です。CAIGを吹きかけたり極細ブラシで磨いたりしましたが、一旦回復するものの、すぐに元に戻ってしまいます。ココは諦めることにしました。3.5MHz〜29MHzまでは正常です。

撤去した8.2KΩ(左)交換した高圧コンデンサ

29MHz 約50W

21MHz 約40W

14MHz 約45W

7MHz 約55W

3.5MHz 約65W

 送信変調もキレイです。今回は50W化ということでしたので、パワーよりも安定性を重視したチューンに留めました。出来上がりです!!

今後の修理予定について

 少々遅れ気味です。m(_ _)m 頑張ります。新年度一発目の整備ラインナップは以下の通りであります。荷物伝票の品物欄に「アマチュア無線機」とだけ記されている方が居られます。毎度申し上げておりますとおり受付カルテの照合に時間が掛かるため修理の順番が後回しになることがありますこと、ご承知おきください。

  1. IC-375
  2. TS-790
  3. FT-680 HL-130UX
  4. AS-76
  5. HL-130 FT-680
  6. その他の無線機など

 以上の順番で作業に入ります。( 2017/04/07 0:12 訂正:順番が間違っていました )

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