おはようございます。寒いっす!。明日はマイナス・マークが点灯? 週末は温かかったのですが、今週はまた寒くなりそうです。この週末は家族サービスは休止、ラボ・ワークさせて頂きました。TS-930Sが無事チェックアウト、続いて、今週着手予定だったIC-R7100の修理も完了しました。こちらは、PLLユニットの2nd localが出ていませんでした。詳しくは後ほど・・・。

TS-930S ご出場

 年を跨いでの作業となったTS-930Sの作業が終わりました。「FL管異常」で入ってきた個体です。こちらについては、交換FL管をご用意頂き、最初に作業させて頂きました。送受調整やATU修理もご希望でしたが、側からどんどん故障が拡がってゆき、最後はPAユニットのドライバに掛かるVCCが規定値の二倍以上の電圧が掛かっているなど、故障の底なし沼状態に・・・。原因は電源トランスの不具合によるものでした。電源トランスはの寿命は20〜30年と言われていますが、本機は30年選手です。同様の故障はケンウッドの同時期の無線機に週中しており、過去に数台同様の症状に見舞われました。(TS-940やTS-950でも) 今回は代替トランスの入手が困難なことから、オーディオ・トランスの専業修理業者さんにトランス修理を委託しました。今回、低電圧・定圧回路が悉く破壊され、最後は電源部の定電圧トランジスタが壊れ起動不能になったところで、事象に気付きました。電源ONから一定時間が経過すると、正常電圧に戻るので、最初のウチは気付きません。これが厄介です。無線機内の被害は誘導雷が飛んだ機器の様な状況です。この故障が判っている場合には「受け付けない」こともあります。そのくらい厄介です。今思えば、「電源不安定」は全ての故障の原因に当てはまります。そもそもPLLアンロック程度の故障と高を括っていたのがイケなかった・・。

トランス修理前

トランス修理後(まき直し、芯材交換)

電源ファンモーター交換

PA冷却ファンモーター交換

久し振りに電源投入・・・あれれ交換したハズのLEDが切れた??

交換したはずのLEDが・・いったい何V掛かった?

当ラボの出場機はこの色味がスタンダード??w

取り寄せれば白色も黄色もOK

パワー十分・・・120W前後に調整

リグに歴史あり?

作業内容は以下の通りです。

(1)ディスプレイFLユニットは、同梱品と交換しました。メーター照明を麦球から白色高輝度LEDに交換しました。 (2)プロセッサSW 内部洗浄 CAIGデオキシット原液使用。
(3)PLL / VCO ユニット ケミコン総交換 8個を交換しました。
(4)出力不足につき、RFユニット、バッファ、プリドライバ、ケミコンを交換しました。
(5)PAユニットのドライバを交換しました。 PA部の電圧を調べたところ、規定値の倍以上が印加されており、電源減ユニットを調べた結果、トランス出力電圧不安定と診断。外部にてトランス・コア材を交換し、線材のまき直しを実施しました。
(6)電源部のトランス組み付け、定電圧トランジスタの交換を実施しました。
(7)ATU部のモーターを交換(×2)しました。(リビルト部品使用)
(8)冷却ファンのモーターを交換(×2)しました。(リビルト品を使用)
(9)メーター照明が再び切れました。トランス修理以前に電圧不安定状態が続いたため、故障したものと思われます。    緑色高輝度LEDに交換しました。
(10)電源電圧が正常になったため、各部トラッキングを再度実施しました。

 照明のLED(麦球)は2回交換。しかも壊れたのはLEDです。汗汗 ATUも当初は部品枯渇で修理不要と診断しましたが、ジャンク・ドナー機から外したモーターを移植したところ、正常動作を確認しています。空冷ファンモーダ-も同様です。しかし、MRF422が逝かなかったのは不幸中の幸いです。本機の底面にはKサービスさんの作業印ステッカーが沢山貼られています。正にリグに歴史アリですな〜〜。普段あまり貼りませんが、Certified by BVX labo.のシールも貼らせて頂きました。(>_<) 主治医を宣言します!! 

IC-R7100 修理完了

 完全受信不能状態でお預かりしました。周波数は表示しますが、これはプリスケーラーで動作しているだけです。単なるPLLアンロックの場合、FMに切り替えれば動作状態と同じように盛大にホワイトノイズが聞こえるハズですが、ノイズ音が変わりません。RX信号は確実にフロントエンドを通過しており“1st localミキサー”は正常動作しています。ホワイトノイズが少ないとなると、IFステージに何かある訳です。ミキサーのIC7の出力が異常で故障を疑いましたが、どうやらローカル信号自体が届いていません。“2nd local辺り”が怪しいと疑い、やはりPLLを重点的に調べることにしました。ローカル出力を追って行くと“ありました”。ケミコン1個がパンクし、ローカル・バッファが完全に死んでいます。アルミ電解コンデンサー1個を交換し、息を吹き返しました。(^o^) 

土曜日だけど作業中・・・

直った〜〜\(^o^)/

 VCCのケミコンが完全にパンクしていました。ぶら下がっているFETやトランジスタは無事です。マジックでチェックされているケミコンでしたが、同容量のケミコンが沢山刺さっているので、これは交換しておいた方が良いかと思います。今回は受信機能修理のみ。

 

今後の修理予定について

 先週から、FT-100D、HL-1.2Kfx、IC-28がご入場中です。

 FT-100DについてはSST310を発注していますが、まだ出荷連絡がありません。

 HL-1.2KfxはSD2933MPを正規代理店にオーダーしました。こちらも受け付けているので間違いなく納品されるはずですが、少々時間が掛かりそうです。

 IC-28はVR/SQLユニットを海外のディーラーにオーダーしましたが、在庫切れとのメールが届きました。当該VRはALPSのプッシュSW付きシングルVR(A特性10KΩ)です。SWナシの同タイプは入手可能なのですが、SW付きでローレット(溝軸)タイプのものは全く見つかりません。取引先サプライヤーに少々古いタイプのRK092Sの10mmローレット(2連VR)の在庫があるとのこと。当然ピン配列が異なるため、基板に刺さりません。基板を改造するより方法はなさそうです。オーナー様は、同型機を何台も所有されるほど本機に拘っておられるご様子です。機能回復を目指して頑張ります!

 少しずつ正常ダイヤに戻りつつありますが、今暫くは“回復運転”で突っ走らねば・・。今週も宜しくお願いします。

  1. HL-1.2fx(部品待ち)
  2. FT-100D(部品待ち)
  3. IC-28(部品待ち)
  4. TS-950S
  5. FT-102
  6. その他の無線機
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