おはようございます。今朝の横浜は6℃、西から雨雲が近づいています。最高気温は12〜13℃とのこと。関東の今夜は落雷・突風・雹が予想されます。クランクは降ろしてお出かけ下さい!! 

TS-930 新たな故障箇所発見

 PLLを修理したばかりのTS-930、送信もNGでした。RFバッファの2SC1907の故障が原因です。すぐ後ろの2SC1973も含め交換することとしました。恐らく周辺のケミコン劣化が引き金になったと思われます。やはりSIGNAL UNIT側もケミコン交換が必要の様です。「DRVの代わりにSSGから3.0Vp-pをPAユニットに直接突っ込んで100W以上出力が出たこと」で、DRVより手前の不具合と診断しました。2SC1907のコレクタ側に歪んだ波形を観測、ベース側は綺麗な正弦波でした。周辺のケミコンも含め交換作業を行いますが、2SC1907、2SC1973の手持ちがないため、サプライヤーに注文しています。到着まで作業が前後しますが、今暫くお待ち下さい。m(_ _)m

FT-847 SSB/CW受信不良

週明けの第二ラインはFT-847からスタート

 毎度お馴染みの常連機種、FT-847のご入場です。全バンドともFM/AMは正常に聞こえます。SSB/CWのみ聞こえないということでSSB検波回路のDBM辺りを疑いました。Q80(SN16913P)を確認したところ、RF入力は見えるのにLOCALが全く来ていません。すぐ近くにあるDDSの出力のタップポイントTP1005にはキッチリ波形が出ています。このタップポイントとSN16913のLOCAL入力(5番ピン)の間には0.001µFのチップコンがあるだけです。“ハンダでも浮いたか??” パターンを追って行くとチップコンからDDS方向へは10µFの実装アルミ電解の直下を潜るパターンが引かれており、アルミ電解の真下(表面)から基板裏面へダイブするレイアウトで、裏面で数10mDDS方向へ進んでから表面に顔を出す経路となっています。ルーペで確認するとアルミ電解の+極付近が腐食していました。「電解溶液が漏れ」とみて間違いありません。アルミ電解を剥がしてみると腐食した実装面が現れました。0.001µFから延びているはずのパターンは完全に剥離し導通していません。

思い当たる場所はココ!!

迂回路にて蘇生

 極細のプリントパターンの修復は不可能です。苦肉の策として、DDS真横にピンバイスで基板に穴開けし、裏側でSN16913の5番ピンと繋いだ代替セラコンの片足を穴から通して、TP1005直付けすることとします。アルミ電解は完全に容量抜けしているため、通常タイプのケミコンで代替、SN16913の8番ピンとDDSのシールドケースの間に挿入する形で装着しました。

お馴染みのDBM(SN16913P)

電解溶液による基板腐食(パターン剥離)

穴開けして迂回・・・(真ん中辺り)

表はこんな感じに処理

全バンドでSSB/CWの受信回復を確認

 FT-847でも電解溶液漏れが始まっているのには驚きです。とは言え既に製造から15,6年経過しているモデルなんですね。DSP故障だったらお手上げでしたが、何とか修理完了であります。V/Uは50W出ますし捨てがたいモデルですね。

 

 

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