おはようございます。今日も薄曇りですね〜。今朝は暖かく感じますが、明日は寒くなるようです。今日のブログ執筆は先日修理を終えたMacBook Pro 15-inch Early 2008 を使用中、アルミ・ユニボディのMacBook Pro よりもキータッチがソフトで長時間入力作業していても疲れません。

キータッチがよいMBP-Early 2008

 ディスプレイに関しては流石にRetinaには敵いませんが、画像処理する訳でもなく、文字打ちだけなら、逆にローコントラストな液晶モニターの方が目に優しいです。

 さて脱線は程々に、早速本題であります。

半田クラック&スルーホール陥没多発

 AM-3Dについて症状の詳細が明らかになりました。以下の通りです。

  1. 受信不可能 VFO周辺(Q103)が動作しない
  2. FM送信(変調)不能 バリキャップ故障??
スルーホール陥没

スルーホール陥没多発

 AMは変調も出ます。Q103、Q102は周波数安定に影響するので定電圧VCCに繋がっていますが、ここが来ていません。Q107(レギュレーター)は正常に動作しています。送信キャリアも出ていることから、Q104〜は動作していることになります。石の故障を疑いましたが、どうも違います。半田面は非常に綺麗で一見して劣化は見られませんが、果たして・・・。何カ所かにコテを当ててみると、”プチン”という破裂音が聞こえました。これは半田の内側に空洞が出来ていることを意味します。空洞内に貯まった空気が暖められて膨張し破裂するときの音ですね。「ひょっとすると、スルーホールが落ちてる?」これは初期の機械半田に見られる症状です。半田が溶けたお皿に基板を浸して一気に半田付けするわけですが、基板が上なのでお皿から持ち上げたときにどうしても半田が浮いてしまうんです。これが経年劣化し半田クラックやスルーホール落ちを誘引します。取り敢えず、Q103、Q102周辺の半田を溶かしてゆくとストンと陥没しました。空洞が落ちた証拠です。他の箇所も徹底的に処理し、再び電源投入・・・・。

定電圧VCCがQ103に届いていない??

定電圧VCCがQ103に届いていない??

 スピーカーからホワイトノイズが聞こえてきました。CALモードで50.5MHzを受信するとSメーターが触れました。S&RFに戻してSSGから同じ周波数で30dBμの信号を入れるとメーターが元気よく触れました。受信機能は回復です。

 次に送信チェックです。せっかく固定水晶が入っているので、これを使ってチェックしましょう。VFOからXTALに切り替えて、CALモードでTUNEINGノブを50.5付近に持って行き、Sメーターが振り切れるポイントに合わせます。モニター用にFT-817NDを持ってきました。こちらも50.500MHz/FMでスタンバイさせます。続いてVFOモードで、リアスイッチをFMに切り替えて送信。いきなりFT-817のスピーカーがハウリングを起こしました。変調が乗っている証拠です。綺麗な変調音が聞こえました。どうやら半田劣化が原因だった様です。AF基板側も同じ状態である可能性が高いのですが、古いケミコンが刺さったままなので交換してから同様の処理を行いましょう。因みに、軽くスプリアスも計ってみたところ、意外なことにとても優秀です。本機はアンテナ端子手前に別付けのπマッチ回路(LPF)が付いています。また部品点数の割には丁寧な造りで、関心するのはマイク回路への回り込み対策です。7cm程のフェライトバーにMic・PTT・GNDが巻き付けられコモンモード対策されています。AM変調時もハムが乗りにくいのは、この処理のお陰でしょう。午前中に仕上げます!!。

AM-3D修理完了!(追記)

 午後の部です。先ほど修理を終えました。AM/FMの送受が正常回復しました。VFO/CVユニットの他、AF・AVRユニットもスルーホール陥没がありました。2枚の基板はすべて再半田処理を終えています。以下の通り簡易的なスプリアス・チェックも行いました。本機はANTの手前にπマッチLPFが設けられており、高調波については十分抑制されています。近傍のスプリアスについても写真の通り、非常に優秀です。

キャリアのみ

キャリアのみ

AM変調時

AM変調時

FM変調時

FM変調時

 

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