おはようございます。この秋一番の寒さだそうです。快晴の横浜地方ですが、この後徐々に崩れてくるとのこと。傘が必要だそうです。今朝は「JA1YAE復活プロジェクト」の続報からお伝えしましょう。

 佐野OMより以下のメールを頂戴しています。

———- 以下 転載  ———-

免許の方ですが、従来から細々と残っていた移動局の144Mと430Mの他に、
この度固定局として、1.9M~430Mまで、50Wでの免許を受ける事が出来ました。
(現時点ではまだ総務省のHPに反映されていませんが)
定款を変えて、今回からはOBも構成員に入れることにしました。
さて、日吉祭は今週末に迫ってまいりましたが・・・
色々な制約がありまして(我々が現役の頃と違い、屋上に自由に上がれないのが大きいのですが)
教室での公開運用は難しい状況です。
オンエアするとしたら、11/30(日)の限られた時間帯に部室から運用するしかありません。

———- 以上  ———-

 今週末の日曜日ですね。運用帯が決まりましたら是非お知らせください。クウラスターほどの効果など期待できませんけど、鋭意PRさせて頂きたいと思いますデス。11/30はJA1YAEの復活OPになります。各局、お声掛け宜しくお願いします。

 さて、今朝も始業の時間か近づいて参りました。午前中にFT-102S、IC-756pro、TS-780(未着手)を出荷予定です。

IC-756pro 完全復活!!

テープに収まった1SS356×5

テープに収まった1SS356×5

 送受リレーの制御回路が故障してしまった個体です。今回苦労した点はディスコン・ダイオードの代替選定でした。普通部品なら特性が合致すれば、概ね代替が可能です。チップ部品の場合ランドの幅や間隔がコンマ・ミリ単位で規定されるため、そこに収まるデバイスを探さねばなりません。また、バンドダイオードというカテゴリ自体が極めて希少です。各社のカタログから偶然にもローム製1SS356を見つけ出しました。規定品のパナソニックMA77は入手不可です。海外流通は存在しますが、ロッド売りのみです。1SS356はテープ売りにはなりますが、10個単位から仕入れることができました。デジタルトランジスタの2SC4213もテープで仕入れていますので、同様の故障に対しては暫くは対応可能でしょう。弊社の無線機修理担当エンジニアの平均年齢は58歳ですので「視力」が保つかが問題ですが・・。(苦笑) 既に途中経過はお伝えしていますので、仕上がり具合をご覧下さい。

RJX-601修理に着手です!

 小生のデスクには昨日からRJX-601が上がっています。601の修理は全て小生が担当していますが、2〜3ヶ月ぶりですね、少々ご無沙汰でした。通常はメンテナンスパックで入場してくる個体の改造+チューニングが殆どで、瀕死個体の修理は殆どございません。今回はかなり際どい状態の個体をお預かりしました。入場前にお知らせ頂いた状況は以下の通りです。

  • 受信不能 (Sメーター振り切れ状態)
  • 送信不能 (IF後段でも基本波が確認出来ず)

 即ち、既にトランシーバーの体を成さしおらず「唯の弁当箱」状態です。まず、メーターが上がりっぱなし状態についてですが、コレは単純にバッテリーチェッカーにSWが切り替わっているだけでした。受信はIFが離調している為で、調整+αで修復可能と診断しました。問題は送信です。RFが全く見えないのは、OSCの21MHzがMIX段に届いていないことが原因です。OSC段後ろがメチャクチャな状態になっており、MIX段手前にオシロを充てて21MHzを引き出したところ、MIX段後ろから50MHzが出るようになりました。プリ・ドライバの2SC478手前までは波形が見えています。その先で波形がドンドン萎んで行きます。2SC478はコレクタCANタイプのケース形状で、調整時に金属製ドライバーでショートさせる事故が頻発します。そこを疑ってトランジスタを外しコレクタ遮断を確認しましたが、正常でした。hFEを測定したところ、30程度しかなく、正常品は50以上あるので交換しました。それでもANTから出てくるのは数ミリワットです。ドライバ、ファイナルは単なるアッテネーターです。ドライバは全く機能していないのですが、石自体は生きています。VCCを測定したところ送信時にマイナス側に振れました。即ち0V電位ということですね。(コレクタ側がマイナスに動くのはNPNトランジスタの挙動として正常)ファイナルも同様でした。PTTオン時に12Vが直接印加される箇所ですので、リレーの接触不良と判断、リレー本体を基板から外しケースを分解して接点を洗浄し組み戻しました。その結果、Hi状態で4W程度出ることを確認しています。ただ、FMは問題無く変調が乗るのですが、AM変調の歪みが酷く、AF段〜変調トランス(RX-AFトランスを兼ねている)の故障を認めます。受信音量が低いのが気になります。こちらはAF AMP周りと診ています。

2016-10-24-23-20-01

RJX-601 作業かかれ!!

21MHzを引出中・・

50MHz出力確認

ここまでは正常増幅

ここまでは正常増幅

確認中のプリドライバ・ドライバ・・hFEが低下??

プリドライバ・ドライバ・・hFEが低下??

リレーを外さねば・・

リレーを外さねば・・

接点処理して再装着

接点処理して再装着

IC-726S 修理再開

 先週、リソース超過でライン落ちしてしまった個体が敗者復活です。当ラボのドナー個体にIC-726が眠っていることを確認、今回の故障箇所を照合したところ、ユニット丸ごと交換で修理可能であることが判明しました。既に交換を終え、動作も確認しています。北米仕様の100W機ですが、そのまま移植可能です。ディスプレイの麦球が全て切れていましたので、そちらは新品に交換しましょう。完全復活を目指します。暫しお待ち下さい。

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