おはようございます。雨が上がりました。天気はもちそうです。午前中はラボワーク、午後はHAM STARの経営会議、CQ出版さんとの会議に出席のため東日本橋へ。18時からラボワーク再開です。忙しい一日になりそうです何とか頑張ります。

50MHzは正常と思われる・・

50MHzは正常と思われる・・

 昨夜は久しぶりに徹夜モードでした。筐体分解の都合上第二ラインでは整備できないと判断されたFT-767SXの100W改造機を小生の受け持ちに移して、詳細部検査を実施しております。本個体はHF、50MHzの送受NGとのことでお預かりしました。オーナー様からは50MHzは出力不足とのことでしたが、50MHzはトランスバーターですので、もともと10W程度だと思います。こちらは送受とも可能でした。HFは各バンドともに送受不可能であることを確認しました。50〜430のトランスバーター・ユニットが装着され、いずれも機能していることから、2nd Mixまでは正常に動作していると判断、HFのみを受け持つ1st Mixでローカル信号が正常に混合されないことが、送受不良の原因と診断しました。1st Local LoopのVCOロック異常が原因ではないかと診ています。HF〜50MHzまで送受NGと伺っていたため、IFそのものに問題ありと思っていましたが、他の高齢無線機と同様の症状でした。

1st Mixの後段でトラブル発生

1st Mixの後段でトラブル発生 ローカル信号が届いていない可能性が濃厚

特殊構造で上蓋を開放に苦戦

手前のTRVの下にローカルユニットが

手前のTRVの下にローカルユニットが

 本機はHF機に3バンドのトランスバーターを背負う構造で、IFユニット、ローカル・ユニットの真上にトランスバーターユニットが3台並びます。その上にHFのPAユニットが被さる構造で、PLLが載るローカルユニットへのアクセスは、HF-PAを兼ねた上蓋を外し、その後トランスバーターのフレームを着脱しますが、ココに至るまでが一苦労です。まず、筐体を展開するには広い作業スペースを要し、筐体2台分の面積が必要になります。その為、分解作業が可能な第二ラインで筐体をバラし、検査具の充実する第一ラインに戻して検査・修理を実施、再び第二ラインに移して筐体組立を行うという複雑な作業が必要になります。一つの懸念は、PLL異常だとしても“単なるアンロックが原因”か“PLL ICの故障”かによって、状況が異なってきます。また、Local Buffa AMPの異常も考えられます。何れにせよ筐体分解は必須の状況です。

筐体構造

筐体構造

Sub Loop 調整手順

Sub Loop 調整手順

Main Loop 調整手順

Main Loop 調整手順

Q3037の無事を祈る・・・

Q3037の無事を祈る・・・

 

上蓋開放にリアパネル脱着必須・・・汗

上蓋開放にリアパネル脱着必須・・・汗

 
TRVユニットがようやく出現!

TRVユニットがようやく出現!

 

ローカル・ユニット出現!

ローカル・ユニット出現!

 
バッテリーが外れて転がっていた!!

バッテリーが外れて転がっていた!!

コレ、やばいです・・・

コレ、やばいです・・・

D07溶断・・・!

D07溶断・・・!

 

 取りあえずローカル・ユニットに辿り着き、ロック電圧を確認しました。1st、2ndとも正常な電圧は誤差範囲内にあります。「ということは、バッファか??」 Q20、Q19のバッファは正常に出力しており、キレイな波形が見えました。ところが、IFへのジャンパーピンに出力がありません。ふとコネクタ横のダイオードに目をやると、ガラスが割れて剥き出しになっています。明らかに溶断してます。1SS53は大量にストックしているので交換で済めば作業終了といったところですが、壊れ方が尋常でないため、アノード側の電圧をしらべたところ、14V掛かっています。明らかにRFユニット側の何処かでショートしていますョ。いったい何が起きたのでしょう。

 故障とは直接関係ありませんが、バックアップ電池がターミナルから外れて転がっていました。コレ、メーカーさん対応でしょうか???? 

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