お疲れさまです。午後2時半、今日はFT-101漬けの1日です。ラボ内にはお預かりしているFT-101Eの他に、部品取りドナー固体4台と、小生自己所有のFT-101ES、FT-101ZDがあります。ドナー固体はメンテナンス用にストックしています。

修理済固体(左下)ドナー固体(中下)修理固体(右上)

修理済品(左下)ドナー(中下)修理品(右上)

 FT-101に限らず、所有している様々な無線機の修理用にジャンク固体が積み上がっていますが、中には殻だけになってしまった固体もあります。そのような固体はバラバラに分解後、部品単位で保管し、シャーシはヒマな時に塗装します。何時の日かピカピカの一台が仕上がる日を夢見て・・・。ドナー固体に入っている部品や基板はケミコンを交換し半田面も再処理した「リビルト部品」として使用します。FT-101やTS-502はジャンク流通も多いので、再生部品は積極的に確保しています。

 

 

FT-101E (その2)ご入場

FT-101E(その2)ご入場

FT-101E(その2)ご入場

 またまたFT-101Eになります。今回の固体は国内初期ロッドです。症状はUSBのみ復調されず、受信も不安定・・・。まず前者に関しては、MOD/OSCユニット内のUSB側OSCの発振不良です。トランジスタと水晶がNG。2SC372は汎用のトランジスタですから、1815等で代用しても動きます。ただ、特性を考慮するとCW、LSBも同じ1815に揃えるべきです。更に水晶に関しては特注品オーダーしか術が無く、部品代だけで嵩んでしまします。コストと作業工賃を考慮するなら、再生品ユニット交換するべきでしょうね。こちらは状態の良いユニットをストックしています。後者はキュルキュルと周波数が不安定に変移する症状を確認しました。REG/CALユニットの電圧が電源投入時点から除去に下がって行く傾向にあり、下がりながらリプルが増大します。コンデンサーが容量抜けしリークが始まっているものと思われます。電源部のケミコンは総交換が必要と診ました。

RF/PA部で異常発振

再生品のMOD/OSCを入れたところUSBを復調・・

再生品のMOD/OSCを入れたところUSBを復調・・

 送信系に目をやると、MOX(PTT On)状態でモードに関係なく、更にキャリア・レベルを絞りきった状態で、プレセレクト、プレートを操作しただけでPoメーターが振り切れて最大出力が出てしまします。明らかに“発振”を起こしています。RF/PA系のケミコン・セラコンも劣化が著しく、発振止めを含め全てのケミコンを交換すべきでしょう。電圧降下でリプルが大量に混入しており、これがトリガーになっているとみて間違いございません。

 これ、少々工数が嵩みそうです。ちょっと微妙な状態ですね〜〜〜〜。オーナー様にご相談します。

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