パラレル作業中であります。う〜む、始めて観るリグですが、どこか懐かしさを感じるモデルです。Belcomというブランドは70年代の無線雑誌の広告に覧ることができます。日本電業という歴史在る無線機メーカーで、後に富士通に吸収されています。

Belcom LS-102L

LEDを交換

LEDを交換

 当時は大手家電メーカーもアマチュア無線業界に進出、松下やNECなどと並びBelcomもモービル機を中心に業界で活躍したブランドの一つです。この日本電業という会社の沿革をみると、60年代より海外向けのCB無線機の製造というトピックを見つけることができます。今回お預かりしたLS-102LもCB機寄りのアマチュア無線機でしょう。本機は定格10W(AM4W)の10mオールモードで、正に「弁当箱」の愛称通りコンパクトなモービル機です。何より、AM変調が素晴らしい!!。RJX-601などと同様、ドライバ・ファイナル段に直接変調を架けるAMコレクタ変調方式を採用しています。LS-102のマイナーチェンジ版がLS-102Lになりますが、当時のモービル機の中では質感・性能共にワンクラス上の無線機であったと評価できます。特にVFOダイヤルは当時のモービル機でよくみられたロータリーSW方式ではなく、上級固定機以上の精度を持つフライ・ホイール付きロータリー・エンコーダーを装備しています。スイッチやVRも防塵構造のデバイスが使用されるなど、コンシューマー・プロダクツであったCB無線機製造からのフィードバックが活かされていると感じます。

LED交換中の本機

LED交換中の本機

 さて、本個体は“送信不良”、並びに“バンド・インジケーター(LED)表示不良”の修理でお預かりしました。前者に関しまして、同梱頂いたマイクのピン配列が異なるため、互換のある手持ちのNational RJXシリーズ用「棺桶マイク」でテストしましたところ、送受リレーの接点不良を確認した他、送信出力に大量のスプリアスが含まれていることを確認しました。RFプローブでチェックしたところファイナルが発振していました。コンデンサ追加・交換などで治まらない場合、ファイナルを交換した方が宜しいでしょう。因みに2SC1969はストックしております。また、IFからドライバ段に至る段間結合トランス、フィルターもチェックしました。ここはスペアナを診ながら調整した方がよさそうです。後者は29MHz側のLEDを交換すれば直りますが、せっかくの二枚目フェイスが台無しになっては元も子もありません、28MHz側も同じLEDに交換して光量を揃えることにします。

 その他、周波数表示と実際の周波数にズレがあるようです。各モードのキャリア周波数ズレも顕著ですので、修正したいところです。

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