またまた俄に嬉しいニュースが飛び込んできました。日本人2名がノーベル賞受賞(医学・生理学賞、物理学賞)だそうです。個人的にも素粒子物理学には興味があり、2番目の梶田さん受賞は特に嬉しく思いました。こういうニュースを聞く度に「俺は世の中の役に立っているのだろうか?」と考えさせられます。(役に立っているわけねーだろ!ww) その影で小さくTPP合意の記事が・・・。甘利さん、よく頑張りましたね。ご苦労様!! 

 さてさて、無線機の修理でございます。本日はFT-100が入ってきました。こちらはバックアップ・バッテリー(通称B.B)交換とセレクターツマミ不具合の修理になります。

面倒な位置に埋まっているBB

面倒な位置に埋まっているBB

 本機はFT-857の前進にあたるモデルで、確かATAS-100に始めて対応した無線機だったと記憶しています。FT-847のモバイル版といったところでしょうか。ATAS搭載の無線機は全て使い倒して来たので本機も少し愛着があります。バックアップ・バッテリー交換をする度に思うのですが、何故ユーザーが自ら交換できるような場所に置かないのか???。小生には「時限爆弾」のように思えてなりません。使っているバッテリーは殆どが3V〜6Vの汎用リチウム・ボタン電池です。昔は水銀電池を使用するケースがあったため、一般ユーザーが触れられない場所に置くという配慮がありました。今はそんな事情を考慮する必要はありません。このFT-100の場合も面倒な場所に隠れております。しかもスポット溶接ではなく、強力な両面テープで強引に固定されておりました。

0.6Vは電池切れに等しい

0.6Vは電池切れに等しい

 まず、ディスプレイユニットを外し、フロントユニットを着脱します。その際、表裏4箇所のフラットケーブルを外しますが、接合部分を傷つけないように細心の注意が必要。フロントユニットを取り外すと基板面にバッテリーを確認できます。アクリル製カバーが糊付けされているので、これを剥がし取ります。次にバッテリー表面に張り付いている電極を剥離させたら電池の下にドライバーを入れて、テコの原理で押し上げます。その際に両面テープからバッテリーが剥がれる感覚が手に伝わって来ますので、慎重に作業します。古いバッテリーを剥がし取ったら今度は交換バッテリーを同じ場所に装着しますが、事前に両面テープを適当な大きさに切って基板に貼っておきます。この際マイナス電極プレートも両面テープで付けるので、ベースになる部分はそれよりも大きくなくてはいけません。プラス面の電極も同様に処理します。アクリル板も薄い両面テープでバッテリー表面に貼り付けます。

バッテリー交換完了!

バッテリー交換完了!

 交換後、電極プレートの電位を測定します。3V出ていればOKです。ここから組戻しですが、たかがバッテリー交換にエライ工数を踏むことになります。フラットケーブルも元に戻しますが、フイルムタイプのケーブルは取扱に注意が必要、リードが剥離しないよう丁寧に作業します。・・ハイ、電源投入も問題無く出来ました。

 ついでにもう一つの修理依頼箇所である、フロントパネルのセレクタ・ツマミの様子をうかがいます。こちら、ロータリーエンコーダーが逝かれております。メーカーはALPSなので在庫はありそうですね。(以下参照)極小部品なので分解清掃は断念。まぁ、新品代替の方が手っ取り早いでしょう。早速サービスマニュアルからパーツナンバーを検索、国内在庫を確認しました。1日目はここまで・・。

ロータリーエンコーダーは仕様変更されていた!!

実装されているエンコーダーの軸形状

実装されているエンコーダーの軸形状

現在国内流通しているタイプ

現在国内流通しているタイプ

 ロータリエンコーダーを交換すべく、様々なルートで部品調達を行いましたが、セレクタ・ツマミに使用されているALPS製 EC11B15244 について、極めて入手が困難であることが判明しました。同一型番のエンコーダーは国内流通も確認しております。こちらは仕様変更があったようで、軸先の形状が半月タイプに変わっております。海外には先割れタイプの同一型番も流通しているようですが、“溝切りの無し”の軸形状です。VFOに使用される中型のエンコーダーの場合は分解整備できる可能性があるのですが、残念ながらこのサイズは厳しいと言わざるを得ません。送受信共に正常ですので、ココはオーナー様に目をつぶって頂くよりなさそうです・・・。

2015-10-07 11.26.04

 どうやら、海外のメーカーサービスがディスプレイユニット(基板)をストックしているようです。

 

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