中継系のお仕事で少々立て込んでます。ブログが更新できず申し訳ありません。トラブル続出で疲弊ぎみ・・・。無線機修理も溜め込むとエライことにるので、休日返上で対応しております。そういえば総務省から新スプリアス基準の指針が発表されましたね。

 古い無線機もBPFなどでキチンと対策し定期的に校正された測定器による検査結果を添付することで保証認定を受けることが出来るようです。但し、厄介なのは既に旧技術適合認定を受けている機種です。こちらは現行スプリアス規定をクリアできないデータが既に登録されているため、機種照合の段階で跳ねられる可能性があります。比較的に最近の無線機の方がヤバイって話です。来月JARDさんと打合せがあるので、色々ヒアリングしてきますので、この話は後日あらためて・・・。

超有名なリニアがご入場!!

黎明期のソリッドステート・アンプです。

黎明期のソリッドステート・アンプ

 懐かしい東ハイのリニアが入ってきました。HL-200Bです。こちらは、THP100のP-P構成で最大250wを出力するトランジスタ式のアンプ。ALC・PTT・スタンバイ・ディレイ機能・BPFなどを搭載しないシンプルな構造ゆえオークションでも度々見かけます。「BPFやLPFがないと怖い」と誤解される方が多いようですが、エキサイタの電波がクリアなら大丈夫でしょう。

 因みに、お預かりした個体は「過大入力」によって壊れた可能性が高いそうです。THP100(即ち2SC2290)は入力10w を超えるとIMDが極端に悪化して出力飽和が始まり、25wくらいが限界でしょうか・・・。それより大きな連続キャリアが入れば壊れてもおかしくありません。こちらに2SC2290の在庫がないためオーナー様からマッチドペアの石をご提供頂きました。ところが、実際に拝見してみると石には異常がありません。となると、リレー辺りの接触不良、キャリコン回路のトラブルなどを疑うことになります。2個のリレーにベタつきはありません。接触・絶縁ともに良好です。となると・・・。

代替の1N60でキャリコン復活を確認!!

代替の1N60でキャリコン復活を確認!!

 キャリコンの検波回路は至ってシンプルです。TRVのホット側からコンデンサでピックアップ。ダイオードで整流後に3石のトランジスタSWを制御してリレーをON/OFFする仕組みです。きっとココだと疑った箇所は入り口のダイオードでした。ここはテスター導通を調べれば十分。何れの極性も導通しません。試しに1N60を並列に繋いで検査したところ、見事にリレーが開くようになりました。写真の様な処理でダイオードを取付ました。すると、200w〜300wのパワーが出るように・・・。

 1.9MHzでは入力5wで200w近く、10wで300w近く出力します。3.5MHz以上の各バンドも入力10wで100w〜150wの出力を確認できました。

14MHz でスプリアス確認中 十分実用域!!

14MHz でスプリアス確認中 十分実用域!!

2トーンで特性確認中

2トーンで特性確認中

 今回の修理箇所ではありませんが受信AMPは逝かれています。取りあえず、ここまでやってオーナーにご相談です。

 

 

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