おはようございます。作業場の窓を一晩開けっ放しにしていたら、床がずぶ濡れに・・・。深夜から明け方に掛け相当降ったようでございます。朝から大慌て。雑巾がけから1日の始まりでございます。

状態の良い固体

状態の良い固体

 RJX-601メンテナンスパックはAF段リニューアル、FMナロー化、フルトラッキング、CALの51MHz化の他、不具合箇所の修理(別料金)です。先月の時点でCAL用水晶の在庫が3個となり、メンテナンスパックとしての取扱数も残り3台とさせて頂きました。勿論、水晶は特注可能です。BVX Labo.では2年前に50個発注したため、単価コストを下げることでメンテナンスパッケージを構成しておりました。お預かりしている1台の他にご予約の1台を含めると、残数は1台分となりました。そもそもアマチュア無線機の修理を承るようになったのはRJX-601が切っ掛けです。

 

単三電池仕様への改修

単三電池化完了

単三電池化完了

 今回の特注要件は単三電池化でした。以前、拙宅所有機で単三電池化を行った固体がございました。この記事をお読みになられたオーナー様からのリクエストでございます。RJX-601など、当時の可搬機は単二電池を使用して筒型のホルダーに3個直列にセット、合計9本(3列)で使用するスタイルが多く、電池形状の樹脂製ホルダーが登場したのは少々後の事です。この筒状ホルダーがあれば苦労しませんが中古機には付属していない場合も多く、金属製の電池皿に直接置くことができないため、アクリル等でホルダーを自作する必要があります。また、単二電池は携帯性や汎用性に於いても単三に劣ります。恐らく当時の単二電池より、EVOLTAやエネループの方が高性能でしょう。その様な理由で単三で使用したいというニーズは理解できます。

電池皿上にゴム系両面テープで4連電池ケース2個+1本用電池ケースを1個、合計9本の単三電池をセット可能にしました。これなら何時でもオリジナルに戻すことができます。充電池の場合1.2v×9本となり、合計10.8vになるため、1.5v×9本=13.5vに比べると少々電圧は低くなります。RJX-601のvccラインはRF段を除き8vですので動作電圧的には問題ありませんが、出力は下がります。出来ればEVOLTAのアルカリ乾電池をお使い頂きたく・・・。Panasonicですし。

その他・定番メニューを実施

AF段もリニューアル

AF段もリニューアル

 メニュー通り、AF段のリニューアルを実施しました。2SC829はS/N劣化する傾向にあり、これを2SC1815GRに交換するついでに、前段のプリアンプ2SC945を2SC1815Yに同時交換、NFB定数を変更することで足りないゲインを補っています。また、FMナロー化によりデビエーションが低下すると、そのままのオーディオ特性では聞き取りにくくなるため、素子リニューアル+カップリングコンデンサ交換によりDレンジを改善する狙いがあります。これによりAMに於ける特性も改善、「がなり立て」なくとも+変調が掛かるようになり、終段コレクタ変調ならではの理想的なAM送信が可能となります。余談ですが、AMを使用する航空無線の場合、ターミナルやエンルートなど、比較的に強電界域になる空域に対する送信変調は低めですが、レディオと呼ばれるVHF/HF境界域のサービスでは、コンプレッションの掛かった変調で了解度を高めます。メンテナンスパックは「弱電界域での運用が想定されるアマチュア無線では“了解度”を優先すべき」というコンセプトで設計しています。勿論、ここは好みもあると思いますので、「こういう音にして欲しい」とご要望頂ければチューニング可能です。その他、前述のCAL用水晶とダイオード・リミッタのバイアス電流抑制用の抵抗R80の定数を変更してFMナロー化を実施しました。

 

 

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