おはようございます。今日も一日元気に過ごしましょう!! 東急電車は正常に動いているのか?? どうやら保安装置の主電源ブレーカー落ちとのことです。ブレーカー落ちだけならすぐに復旧出来たと思いますが、きっと原因究明に時間が掛かったのですね。電源トラブルは無線の世界でも致命傷になりかねませんし・・・・苦笑

 今回お預かりしているのはFT-1000 mkVの専用電源です。28v系のファイナルを搭載する200w機の場合、無線機専用の外部電源が用意されるケースがあり、FT-2000Dなども同様ですね。FP-29はFT-1000 mkVをドライブする電源ということになりますが、ファイナルを動かす30V電源とそれ以外の箇所を動かす13.8V電源の両方が取り出せる構造です。こちらは何れの電源も全く出力されません。取りあえず回路を追いかけて行くことにします。

パッと見、綺麗な基板ですが・・・

意外にもホコリが多い

意外にもホコリが多い

 まずは内部にアクセスしてみます。ケース外から脱着可能なヒューズの他に、チョークコイルとブリッジの間の基板上にもヒューズを発見。何れも溶断していません。ブッリジから先は複電圧回路になっていて、メイントランス周辺はちょっと複雑です。少なくともブリッジまでは電位があることを確認できました。その後ろは半田面側から確認せざるを得ないので、分解することにします。基板を外してみると、ケースと基板の隙間にホコリが溜まっていました。

 

 

高圧放電の痕を数カ所発見

激しく焼けている

激しく焼けている

 半田面はアルミ・シールド板で覆われておりこれを外してみます。なんとアルミ板数カ所にアークが飛んで基板の炭素が付着していました。相当な高圧電流が流れた証拠です。回路的に高インピーダンスになる部分はなく、アーク放電が発生するほど高圧になるのはどうにも考え難く、落雷による誘導が回り込んだのではないかと考えました。因みに基板の一部も焼けています。異常負荷が掛かった場合は最初にヒューズが溶断します。或いは、結露が発生してホコリが回路をショートさせた可能性も否めません。いずれにせよ、ただ事ではありませんね。メイントランスの2次側ピン付近の焼け方が激しいため、トランスの溶断も疑いましたが、1次・2次・3次とも溶断は確認できませんでした。

 AC100vを掛けてみることにします。トランスの1次側に電圧が掛かっていません。ということは、ブリッジとトランスの間で何らかのトラブルが発生していると考えるのが妥当。回路にはこの様なサージ対策用にバリスタが3個入っています。3個とも焼損しています。どうやらコイツが故障原因の様です。2次・3次側から後ろは特に問題は見当たりませんでした。

メーカー在庫は期待薄

 恐らくヤエスさんにも在庫は無いでしょう。10時になったらWDXCに電話してみますが、期待度は極めて低いです。弊社サプライヤーのデータベースでもヒットしません。これは海外流通在庫から取り寄せる以外になさそうですが、オーナー様の見積上限を超えることは必至です。一旦作業保留にして指示待ちとします。

追伸

 その後、国内サプライヤーより、14D621のみ国内在庫有りとの連絡がありました。その他は海外流通在庫(サプライヤ経由)からの調達になります。何れにしても、デバイス・ブランドを指定すると割高になるため、オーナー様ご自身による調達もご検討頂いております。この場合、修理後の保証が出来ないのですが、Panasonic製品の海外流通を確認しているので、こちらをお勧めしました。また、代替のFP-29を海外より調達されたとのことで、こちらの検品をまって作業続行を検討したいとのご意向を賜っておりますので、一旦ラインから降ろします。

 

Tagged with →  

コメントを残す