FL-110に載せた2SC2879は東京ハイパワーのTHP120の同等品です、後者はマッチドペアの選別品とのことです。プッシュプルなら100〜150w、2パラプッシュプルなら250〜300wクラスの石です。

 MRF422や2SC2510などとケースサイズが一緒なので、昭和後期の無線機やリニアの修理には重宝します。Youtube動画で有名なOMが大量にストックされていて、時々ヤフオクで切り売りされているのを見かけます。そんな時には積極的に「大人買い」するよう心掛けております。ww 

FT-847の50w機がご入場

FT-847M

FT-847M

 小生は半年前にFT-847の100w機を手放しました。144/430が50w出るのとATAS-120が駆動できるので拙宅シャックでは大活躍してくれたリグです。手放したことを少し後悔・・・。コレも修理日記に度々登場する機種、小生の十八番です。そんなFT-847の50w機が入ってきました。HFの送信不良とのことです。まずお約束通りのチェックを進めます。受信はOK、送信NGということはPLL系ではなさそう。TX-IFから順繰りにオシロのプローブを充てて行きます。IF基板上のTX-IF LowとHiの波形をチェック、全く問題無くキレイに出ています。Mix段の入出力も問題ありません。ここから先はPAユニットです。FT-847のPAユニットはメインユニットの真下になり、メインユニットの取り外しに掛かります。

故障箇所はこの中・・・

故障箇所はこの中・・・

 メインユニットの下にヒートシンクを兼ねたパネルがあり、更にその下にシールドパネルが被っています。順番にこれらを取り外して、PAユニットへアクセス。IFから来るジャンパのソケットで波形を確認。目的周波数の波形を正常に観測できました。プリドライバのMOSFETの入出力も問題ありません。この後ろはドライバとプッシュプルのファイナルのみです。ドライバをとばしてファイナルのベース側の波形をチェックしたところ波が出てきません。故障箇所が絞られてきましたね〜〜。ドライバの(MOSFET MRF5015)入力側をチェックすると、350mVの波形が来ています。ところがドレイン側には波形が出ていません。「ドライバが逝ってる??」ソース電圧を測定したところ電位がありません。どうやら電源を断たれてしまっているようです。ドレインからファイナルに繋がるトランスを介して電源が供給されているはずですが、トランスの手前では13.8vを確認。 

2015-07-04 12.09.51 もしかしてトランス溶断???。いや、このトランスは基板のストリップラインを利用したコイルなので溶断は考えられません。メガネコアの真ん中に基板が挟まっていて、それがPAユニットに垂直に刺さる構造です。そこを弄っていると、ドレイン側に時折電流が流れるようです。PAユニット半田面側をチェックしたところ、半田の剥離を発見しました。そこの半田を修正したところ、MOSFETが息を吹き返し、50wのパワーがファイナルから出てくるようになりました。組戻して暫くエージング。10時間ほど電源を投入したままにして、時折送信を繰り返していますが、症状は現れません。上手く修理できたようです。

 今宵は6m and Downコンテスト、FT-847Mのスピーカーから小気味よいCWトーンが響いています。

 

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2 Responses to FT-847Mの修理に着手!

  1. なおなお より:

    はじめまして。ft847の修理を見せていただきました。
    この度当局が購入を考えてますのもfm以外の送信ができないらしいのですが修理が可能でしょうか?またft847sでして50wから100wくらいに出力をアップできないものでしょうか?
    宜しく御教示お願い致します。

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