3日ほどお休みを頂きました。何故か東京ハイパワーの製品ばかり着荷中です。そうそう、HL-66Vのフラット・リレーを入手しました。HL-66V以外の東ハイ製品にも使われていると思います。オムロン製ではなく、Made in China のライセンス品なので要検証・・・。AliExpressで発注しました。

異常高温に曝されたか?

異常高温に曝されたか? 隣のレギュレーターの埃が・・

 さて、前回着手したHP-700の修理が終わりました。電源SWの故障が原因でしたが、本日仙台のメーカーより同型のSWが届いたので早速交換を実施、70Aの電源が見事に蘇りました。あまり聞いたことのない故障ですが、明らかにSWが導通していません。SWが完全に閉じないという現象は昨今の機器では希です。このSWには制御回路のAC100Vが掛かっており、サブ・トランスと主電源ON/OFFリレーの間に挿入されています。

 SWはフロントパネル裏側の基板にハンダ付けされているので、これを外します。基板を固定しているビスを取り外し基板をケースから分離、フロントパネルに押し込まれているSWのツメをペンチで挟んで、外側に押し出します。新しいSWを逆順に取り付ければ作業は終了。

ケース内清掃から

大量の埃が付着

大量の埃が付着

 同時にケース内部に付着した埃を取り除きます。レギュレータや抵抗器、コンデンサ、整流ダイオードにも大量の埃が付着している他、放熱器のルーバーも埃が覆っている状態です。サーミスタの耐熱チューブが溶け出していることから、かなり高温状態になっていたものと推察致しました。ここは歯ブラシと掃除機で念入りに除去作業を進めます。また、制御基板はソケットから脱着し、綿棒で念入りに埃を取り除きました。

 

 

 

14.4V → 13.8Vに校正

出力するも電圧高め?

出力するも電圧高め?

 短絡等が無いことを確認して電源を投入。大型トランス特有のうねり音と共に冷却ファンが回り始めました。フロントの緑色LEDの点灯も確認。端子電圧を測定したところ、14.4V流れております。定格は13.8Vですので、ここは校正が必要です。たかが0.6Vですが、電源にとっては大きな負荷になります。この電源は最大負荷70Aですので、13.8V時の負荷抵抗は0.197Ωということになります。ここに14.4Vを掛けると73A流れる計算になります。即ち3A多く流れる訳です。13.8V時であれば約41wの電力消費となり、それだけ電源に負荷が掛かることになります。機器はマージンをもって設計されていますが、高負荷は素子劣化を早めることになりますので、定格の範囲で動作させることを大事ですね。ファイナルの電力損失に換算すれば、41w→20.5wです。500wのリニアでPEPが20w程度変化しても、SSB/CWなら電波の飛びに変化は無いでしょう。

8時間ロード OKです!

 修理後、適当な負荷を与えながら8時間ほどドライブしてみました。200wリニアを繋いで負荷テストを実施。最大出力・待機を繰り返しながらテストを繰り返したところ、電圧降下もなく正常に動作しております。最大でも40A程度しか流れていないため、オーバーロードテストは行っておりません。作業場の契約電力は60Aアワーなのでブレーカーが落ちます。(汗) 定格電圧への調整と内部清掃で熱効効率が改善されたためか、放熱器の温度も(体感)若干低くなった様です。

 これにて作業終了!!

 

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