新しい週がスタートしました。今週は2日〜4日とお休みを頂くので今朝は通常より2時間早く始業しました。作業場には朝夕二度の集荷・集配があり、朝の便は8時30分頃に到着しますが、大きな荷物が搬入されました。早速拝見することに致します。

13.8Vでは最大級?

13.8Vでは最大級?

 東京ハイパワーの大型電源 HP-700であります。同社の500w級リニア・アンプHL-700B駆動用に製造・販売された13.8V電源で70Aの大出力を誇ります。13.8V電源としては恐らく最大級クラスの民生用安定化電源でしょう。もっとも200w以上の半導体アンプの殆どが28V駆動なので、50A以上の需要はあまりありません。従って大変貴重な電源と云うことになります。

 

 

スイッチの接触不良

間接リレーのSWが逝かれているだけ? 規定の電圧は出ています。

SWが逝かれているだけ? 直結で規定の電圧を確認。

 電源投入不可とのことでお預かりしました。ヒューズ溶断もありません。一般的な安定化電源のON/OFFはAC回路を直接接続・遮断する「直接制御方式」ですが、この電源の場合「間接制御(リレー)方式」でON/OFFする仕組みです。13.8v、70A・・・即ち約1KWの電源ということになります。大電流が流れるため、ACを直接ON/OFFするとアークが発生する恐れがあり大変危険です。その様な理由から、制御回路がリレーをON/OFFすることで主電源を間接的にコントロールする仕組みになっています。結局、不具合の原因は電源SWの接触不良によるものでした。通常のガリ状態なら何度かSW操作を繰り返すうちに接点がある程度導通するものですが、今回は気配すらありません。早速デバイス・メーカーに電話したところ「古いので・・・・」というつれない返事が。因みに、よくVRやスイッチ類を分解整備する業者さんをお見受けしますが、ウチでは絶対にやりません。何故なら「確実に再発」するからです。そんな作業にお金は取れません。自分で使うなら別ですが・・・。となると代替のSWを取り付ける他術はございません。丸穴のトグルSWなら多少規格が異なっても見栄えは変わりませんが、角型SWとなると話が違います。変なSWを取り付けてしまっては折角のデザインも台無し。しかも、ケースを削る必要が生じます。外装も綺麗な製品ですし、将来同型のSWが入手できないとも限りません。オーナー様に3タイプのご提案を提示した次第です。

  1. リア・パネルに主電源SW、制御端子を増設、リモコン式のON/OFF スイッチBOXを制作し外出しにする。(リア2箇所に穴開け)
    → 改造が目立たず、デザイン性を損なわない。・・・が少々コスト高。
  2. リア・パネルに副電源のSWを増設・移設する。
    → 安価なトグルSWを使用できるが、ケース内の配線を工夫する必要がある。
  3. フロント・パネル内に副電源SWを増設する。(リア1箇所に穴開け)
    → 安価なトグルSWをフロント・パネルに増設。加工も楽だがカッコウ悪くなる。(フロント1箇所に穴開け)

弊社で輸入しているリニアも同じSWを使っているのだが・・

あのリニアも同じSWを使っているのだが・・

 この中からオーナー様に選んで頂いたところ、結果的に3番目の方法で施工することになりました。

 ・・・・・・・・・ と思っていたら、先程メーカーより電話があり、「SWの在庫が見つかった」とのこと。ケースに穴を開ける前でよかったです。汗

 SWが届くのに少々時間が掛かりそうです。ケース内清掃から着手しましょう。

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