横浜地方は大荒れの空模様です。拙宅のアンテナ群はどうにか持ち堪えておりますが、明朝空を見上げる勇気がありません。汗 (ブログを記事を書き上げた、21日午前9時の段階で「無事」を確認)

IFユニットのQ1/T5付近。この辺りまでは問題ないのだが・・。

IFユニットのQ1付近。ここまでは問題ないのだが。

 さてさて、お預かりしておりますTS-820でございますが、本日より本格的に着手しております。キャリアが出ないとのことでラボ入りしておる個体でございますが、確かにRF出力は微塵も出ていません。これはMIX段以前で何かが起きていることを示唆しております。簡単なチェック項目を考えました。

① 全バンドでキャリア出力を再確認
  もし、特定のバンドで出力が確認できればVCOを疑う・・・HET_FRQのCHK >PLLの確認
② MIX段手前でIF周波数8.83MHzの波形を確認
  もし、8.83MHzが確認出来ない場合、IFユニットを疑う・・・>IFユニットの確認

 

 RFユニットの入り口、MIX段手前のRF1端子1番PIN(TIF)に、0.01µFを介してプローブをあててSEND操作を行ったところ、8.83MHzのIF出力は検出できませんでした。受信は正常ですのでSSBフィルター周りではなさそうです。もっと手前のCALユニット辺りも視野に入れながらチェック続行です。SSBフィルター手前のダイオードDBMは本機のリング変調回路の中枢。この周辺のTP2、TP5、TP6で波形を確認したところ各モードで8.83MHz前後の綺麗なサイン波が出ています。IF基板内の各ステージをチェックしましたが、SSBフィルターの後ろまで問題無くIF出力が出ており、Q1の先にある結合トランスT5までは順調に信号が出ているのを確認しました。その先はD44を介してRFユニットへ繋がるターミナルへと流れてきます。ここで一つ目の異常を発見しました。D44はスイッチング・ダイオード(1S1587)でカソード側がRFユニットへと繋がっています。アノード側では正常に波形を検出できるのがカソード側には出てきません

 まずは、ここからトライしてみたいと思います。1S1587はストックがないのでオーダーします。

 因みに、MIX段で混合されるVCO出力(VCO周波数−IF周波数=出力周波数)は各バンドとも正常でした。

 DBMのTP2の電位を測定した際にバイアスが既定値より少なかったように感じました。キャリアは正常に出ているようなので、もしかするとマイクアンプ側にトラブルが発生している可能性がありますが、まずはキャリア優先で進行したいと思います。キャリアの出方を視る為にTC1を最大値にしたので、後ほどキャリアバランスを取る際に既定値へ戻すこととします。

IF基板半田面の汚れ?

IF基板裏の汚れ?

IF基板裏の汚れ?

こうなっているとメンテナンスが大変です(汗)

メンテナンスが大変です(汗)

 IFユニットを外して半田面を確認したところ、写真の様に劣化したシリコン?と思われる油脂のようなものが大量に不着していました。絶縁体の様なので問題無いと思います。或いは何か意図があって付けられた物なのか、サービスマニュアルに記載がないので、メーカーの仕業ではないと思うのですが。また、本固体は改造箇所が多々あるため、慎重に取り扱っております。RFユニットは何故かコネクターを介さず、ターミナルにリード線が直半田されており、取り外しに苦慮しております。(汗)メーカー・サービスの検印があるので「まさか」とは思うのですが、コネクターの接触不良などで直付けされたのではないかと想像します。

念の為、代替のRFユニットも用意

念の為、代替のRFユニットも用意

 因みにRFユニットは、ドナー個体から正常動作確認済の基板を抜き取って準備しています。IFユニットの不良だけなら交換の必要はないのですが。取りあえず、1S1587の到着を待つことに。

 つづく・・・

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