335i 故障の原因は

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 335iが戻ってきました。アクセルを踏み込んだときにパワーダウンしてWARNINGがフラッシュするトラブルが発生し、神奈川県下の正規ディーラー・モトーレン東名横浜さんに修理をお願いしておりました。

たった2日で戻ってきた335i
たった2日で戻ってきた335i

 結局のところ、故障の主たる要因は“過給圧コントロールバルブ故障”とのこと。2個のターボに掛かる過給圧を制御するソレノイド・バルブ、バキューム・リザーバー周辺のゴム・ホースに亀裂が発生し、負圧が外に漏れ出していたことが原因のようです。335i(N54)はツインターボですので、配管・リザーバー・タンク、アクチュエーターも2系統あります。バキューム・ホース類の劣化も著しく、これらのパーツを予防交換を含め総取替して頂きました。

 

 

燃料ポンプ不良と並ぶ代表的な経年トラブル

過給圧制御系の一式交換
過給圧制御系の一式交換

 今回の故障は“燃料ポンプ”不具合よりも発生件数の多いトラブルだそうで、5万キロを超えると発生するケースが多いとのことです。(拙宅の335iは45000km走行)BMWに限らず樹脂製部品は消耗部品と考えた方が良いのでしょう。今回はゴム・ホースの亀裂程度でエンジン停止に至るような大きなトラブルには至らなかっただけでも、幸いと考えるべきかもしれません。アクチュエーターの樹脂製ケースも割れていたので、2個とも予防交換してもらっています。この様な作業の場合、工数は部品交換の点数には比例しません。リソース単価×作業時間で計算されるわけですから、1個替えても2〜3個替えても工賃は変わりません。どうせリソースを掛けてそこまで作業して頂くなら、可能な限り予防交換してもらったほうがクルマの寿命は延びるはずですね。そういう訳で総取替をお願いしました。部品代は6万弱、工賃は3万弱で済みました。ヤナセの20万〜〜は一体何だったのでしょう???

土曜日の深夜にも関わらず納車して頂いたことに感謝!!

 今回、飛び込みでお願いしたにも関わらず、とても親切にご対応して頂いたモトーレン東名横浜・三ツ沢サービスのHさんには心から感謝申し上げます。ご自宅が偶然にも同じ東急沿線とのこと。「通勤の往き帰りに引取・納車させて頂いただけです!」と謙遜しておられましたが、同じ横浜でも拙宅の在る荏田と三ツ沢は電車を乗りかえて30分以上掛かるわけで、本当に助かりました。営業担当とサービス担当では役回りが違うのも当然ですが、ブランド・バリューを担ぐことに変わりはないはずです。「イイものだけを世界から・・」というCMコピーを20年前に聞いたことがありますが、「イイものを最後まで面倒見る」ことがディーラーの勤めですよ、ヤナセさん!!。

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