CW送信不良でお預かりしていたFT-102ですが、診立てどおりCWのCR発振回路リミッタ・ダイオードの不良でした。2SC1815側の1N270を交換したところ、見事に機能回復を果たしました。

D07が破損。D09、Q05も予防交換。

D07が破損。D09、Q05も予防交換。

 KEY端子のホット側は、RECT B 基板にも繫がってるので、ココに関係するラインは全てチェック、RFユニットも確認しましたが特に異常はみられませんでした。壊れていたのはD07番の1N270だけでしたが、D09番と2SC1815も予防交換することにします。出力は問題ないので、受信系と周波数カウンター周りの校正を行っておくことにします。

 

 

・CWサイドトーン周波数調整
・CW出力調整
・ローカルユニット調整
 1)基準周波数
 2)SSBキャリア発振回路
 3)送信キャリアポイント
 4)VCV電圧
 5)ローカル回路出力
 6)クラリファイア回路
・RFユニットハンダ不良修正

 故障箇所が正常に動作するようになったことを確認、作業終了でございます。仕上がり具合はビデオの通りです。

 回路図の誤植に振り回され・・・ 

KEYトリガーとオペアンプの正入力が何故か繫がっている ありえん!!

KEYトリガーとオペアンプの正入力が何故か繫がっている!

 実はこの頃のヤエスのリグはメンテナンス性が宜しくありません。極細のカラーリードが多用され、殆どが基板 to 基板で直ハンダ付されているのには参りました。当時は未だジャンパ・ジャック/プラグの種類が少なかったのかもしれません。これらの脱着式端子は劣化してくると接触不良の原因になりかねない部分なので一長一短あるとと思いますが、ジャック/プラグ化されればメンテは随分楽になるはずです。FT-101程度なら回路も単純なので、回路図を見なくても大体の見当がつきますが、102ともなると今時のリグに備わっているような機能が搭載されており回路も複雑。しかも、入手した技術資料の回路図に誤植があり、実は数時間をロスしました。AFユニット回路図の右下です。RECT A基板から来るKEYトリガーの出力が、何故かAFスピーカーのファイナル(オペアンプ)の正入力に接続されていることになっています。どう考えてもあり得ないため、頭を抱える羽目に。最初からテスターで確認すれば済むことでしたが、「あ〜でもない、こ〜でもない・・」と色々な可能性を模索した次第です。苦笑 

 弄られる場合は、お気を付け下さい!!

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