まだまだ寒い日が続きますが、皆様如何お過ごしでしょう。この週末は川奈のゴルフコンペに出る予定だったのが体調不良でキャンセルに。ARRLのDXコンテストに少しだけ参加しましたが、拙宅アンテナ群では「タワー+八木+キロワット」に適うはずも無く・・。お茶を濁してソソクサと退散しました。苦笑

 IC-502、IC-202、IC-302の3台については、502以外は調整だけでOKでしたので、予定より少々早めに進行中です。重症患者のFT-102に着手することにしました。

 ヤエス最後の真空管リグ

重厚感のある造り FT-102

重厚感のある造り FT-102

 ヴィンテージ・リグの中でも人気の高いFT-102は、6146B3本をファイナルに使用する贅沢な無線機です。本来なら余裕で200w以上出るところを、敢えて100wにデチューン。IMD重視の設計思想は、後のヤエス高級機に観られるA級動作に引き継がれています。スペアナでみても、確かにキレイな信号であることが確認できます。機会があれば使ってみたいリグでした。

 

 

 CWが出ない

FT-102のAFユニット

FT-102のAFユニット

 この個体、CW送信もサイドトーンも全くダメです。オーナーはメーカーに修理依頼をされたそうですが、ディスコン・パーツの調達が不可能とのことで、引き受けてもらえなかったそうです。BVX.LABOは基本的にそんな無線機達の闇医者でございます。(>_<) 中を拝見したところ、AFユニットのCW発振回路が動作していない事が判明。Q05(2SC1815)周辺のCR発振回路とダイオード・リミッタが怪しいと診ました。D06(2SC1815のコレクタ側)の電位を測定したところ、RX時に12V、TX時に1.8Vと何だか変なことになっています。トリガー側に電位が出ていません。これは、D07、D09、D08辺りの異常と診立てました。D07、D09は1N270(ゲルマニウム・ダイオード)、D08はツェナーです。ツェナーはダイオード・リミッターのバイアス電圧を低電圧化しているのですが、極性導通ではOKでした。そうなると、1N270か?? 因みに1N270はディスコンです。(メーカーが拒否したのはコイツのせい?) 取り敢えず、基板から外して極性導通テストを行ってみたところ、予想どおりでした。

 1N270は海外で未だに流通

 このダイオード、元々オーディオ用に広く使われた石です。1N60などと並んで一世を風靡したゲルマニウム・ダイオード。特にギターのエフェクタに好んで使われました。1N60よりも低い周波数で性能を発揮するダイオードです。アタックが緩やかで、リミッター回路にはもってこいのダイオードだと思います。D07、D09を取り外し極性導通を確かめたところ、D07が完全に逝かれていました。手持ちに1N270が無いので、海外から輸入する必要があります。メーカーのサービス部門はそこまで面倒は見てくれないようです。

つづく

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