カムバック以来、拙宅シャックの主役として活躍してきた無線機二台を引退させることにしました。アマチュア無線へのモチベーションを高いレベルで維持できたのは DXとローバンドラグ・チューのお陰だと思っています。

「 ケンウッドサウンド」を奏でたフラッグシップ機

老兵は死なず、、、老兵は死なず、、、

 アパマン生活が長かった小生にとって、どちらも縁遠いものでしたが、TS-940を手にしてから意識が一転「何とかこのリグを使いたい」という強烈な想いが、アパマン環境でのアンテナ工作へと繋がって行ったように思います。ゴルフでもそうですが「良い道具を使うことが上達への近道」と言います。アマチュア無線も一緒ということを実感させてくれたのがTS-940に他なりません。それまでIC-706などのコンパクト機しか使ったことがなかった小生は、アパマンの「限界」を自ら作っていたような気がします。それは正にノイズの下から湧き出てくる微弱信号を受信したときに気付きました。このクラスの無線機は受信性能だけでなくAF回路も贅沢に作ってあります。つまり同じフロントエンドだとしても出てくる音が違うのです。ヘッドフォンを長時間装着していても疲れない音作りというか、そんなものがTS-940には感じられました。そもそもアワード・ハンターでもなければコンテスターでもありませんので、カリカリの音質が苦手だったということもあります。TS-940に「オーディオ屋の拘り」を垣間見たというべきでしょうか。

 耳が慣れてくると今度はノイズやアンテナのゲインが気になり始めます。当然、アンテナや周辺環境の整備に興味が沸き始めます。送信でも同様のことが言えます。例えば、コンパクト機時代には精々純正のデスクトップマイクしか使ったことが無かったのが、リアのPATCH端子にオーディオミキサーを繋いで、音響用マイクを使うようになったのも940が初めてでした。この様にHiFi SSBに興味を持ったことも、元々オーディオマニアであった小生を逃がさかった要因でしょう。早い話、アマチュア無線という趣味の深さみたいなことに気付かせてくれたとでも言いましょうか、、、。また、950以降の無線機と根本的に異なるのは、フルアナログ高級機であることでしょう。950SDXも所有していましたが、既に処分しています。こちらはFTDX3000やK3を所有する現在、あまり魅力がなくなったせいもありますが、940の方がメンテナンスが楽だったからかも知れません。

老兵は死なずただ消え去るのみ

  古い無線機は放置したとたん「不調」になることが多々あります。やはり使わないなら処分するしかないようです。生き続ける事が出来る環境に移してやることが、無線機への愛情なのかも知れません。当局の個体は、とあるOMのところで余生を全うすることになりました。

名脇役も引退

貢献度の極めて高いリグも引退

貢献度の極めて高いリグだった

 旧アパマンシャック時代はFT-897と共にFT-847がハムライフを支えてくれました。これはヤエスのスクリュードライバーアンテナATAS-120に関係します。アパマン時代、前半はこのアンテナでDXもやってました。これが使える無線機はヤエスのコンパクト機に限られているため、必然的に847の入手となったわけです。(ATASコントローラを作ったりしたが)つまり897が先で、後から847を手に入れたということです。カムバック直後はFT-897とATAS-120という組合せで、名実共にコンパクトにQRVしておりました。897の操作系は固定運用には適しておらず、もう少し固定機面した無線機か欲しいと思い、中古で購入したのが本機です。TS-940同様、この機械も操作する楽しさを提供してくれました。やはり、無線機にはボタンやら摘まみが沢山出ていた方が良いです。

高額な修理代を費やした苦い思い出

  このリグは登場から10年以上経った今も、比較的に高値で取引される傾向にあります。一番の特長はサテライト(衛星)モードと430MHzの最大出力が50w出るところでしょう。FT-991がこの条件をクリアしているので、今や価値半減といったところですが、送受信別々に合計3つのメカフィルを入れられるという点において、CW中心のOMには評価されるとのことです。小生は847のデジタルBPFだけでも十分使えました。因みに、購入時の価格は8万円台後半だったと記憶しています。ところが何と詐欺まがいの出品者に騙されてしまい、受信が完全にアウトな個体を落札してしまいました。一応、エンジニアの端くれです。故障箇所がIFTの寸断であることを突き止めヤエスにパーツを頼んだところ、既にストック無し、修理自体も受けられないと断られる始末。IFボードごとなら交換可能と返答されました。なんと、その金額は工賃込みの4万円強!!。 落札金額と合わせると、なんと12万を超えます。新品のFT-897に手が届く金額でした。そんな苦い思い出がある個体でありますが、その後の活躍で完全に元を取ってくれたと思います。

オークションへ

 こちらは再びオークションへ流そうと思います。勿論今度はベストコンディションで。表面実装のDSP機なので、ローガンズ(^0^)に弄れるところは限られていますが、IF周り、キャリアポイント、PLLぐらいは調整可能。受信は言うに及ばす、送信も各バンドでほぼ定格通り出ています。可愛がってくれるOMに拾って貰えると良いのですが。 

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